【甲子園】土浦日大・小菅監督、37年ぶり初戦突破に「守りからリズムを持ってくることができた」

2023年08月06日 13:46

野球

【甲子園】土浦日大・小菅監督、37年ぶり初戦突破に「守りからリズムを持ってくることができた」
<上田西・土浦日大>3回1死一、三塁、上田西・権田(右)が暴投し、三塁走者の太刀川(中央)が生還する(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会第1日   土浦日大8―3上田西 ( 2023年8月6日    甲子園 )】 第105回全国高校野球選手権記念大会が6日、甲子園球場で開幕した。第1試合では、5年ぶり5回目出場の土浦日大(茨城)が延長10回にタイブレーク1イニング最多得点となる6点を奪い、8―3で8年ぶり3回目出場の上田西(長野)を下し、37年ぶりに初戦突破した。開幕戦のタイブレークは史上初。
 土浦日大は2回無死から松田陽都(3年)の大会第1号となる中越えソロで先制。3回1死一、三塁からは相手暴投で加点。同点に追いつかれたが、無死一、二塁から始まるタイブレークの延長10回、1死満塁から代打・飯田将生(3年)が左前適時打、さらに2死満塁から塚原歩生真主将(3年)の左前適時打、藤本士生(3年)の右前2点適時打、大井駿一郎(2年)の左前適時打、太刀川幸輝(3年)の左前適時打でタイブレーク1イニング最多得点の6点を奪って、勝利した。

 投げてはエース左腕・藤本士生(3年)は緩急をつけた投球で8回途中まで2失点と好投。2番手右腕・伊藤彩斗(3年)につなぎ、最後は再び藤本が締めた。土浦日大の初戦突破は、1986年の1回戦で島原中央(長崎)に3―0で勝利して以来37年ぶり2度目となった。開幕戦の延長戦は21年春の北海―神戸国際大付以来2年ぶりだった。

 試合後、小菅勲監督は「8回から伊藤が好リリーフして守りからリズムを持ってくることができたので、どこかでつながると思っていた。最後の最後につながって本当によかった」と話した。タイブレークに入った時を「相手の流れを断ち切った後だったので、必ず流れが来るよと、元気出して頑張ろうと声をかけました」と振り返り、延長10回の6点の勝ち越しに「暑さや県大会の疲労もあり前半は点は取ったんですが、あまり元気がなかった。後半はしっかり守り切っていたので、これが勢いに結び付くと思っていた。最後はようやく鋭いスイングができるようになって、それがつながった」と話していた。また、エース藤本について「県大会の疲れもある中、ゲームをしっかりつくってくれた。ただあまり状態よくないなと思って見ていた。ですから5回で2失点は上出来。粘り強く投げてくれた。試合に負けるのも決めるのもエース。一塁に残して、最後(タイブレーク)は藤本で勝つか負けるかと決めていた」と言い、「県大会から勢いがあるので、それを持続して次のゲームに臨みたい」と意気込んでいた。

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