【甲子園】聖光学院・高中主将 9盗塁に「狙えるところは狙った」試合巧者ぶり発揮

2023年08月06日 17:30

野球

【甲子園】聖光学院・高中主将 9盗塁に「狙えるところは狙った」試合巧者ぶり発揮
<聖光学院・共栄学園>6回1死一塁、聖光学院・高中は二盗を決める(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会1回戦   聖光学院9-3共栄学園 ( 2023年8月6日    甲子園 )】 第2試合は2年連続18度目の出場となった聖光学院(福島)が春夏通じ初出場の共栄学園(東東京)を破り、2年連続で初戦を突破した。
 4回に松尾学武(3年)のスクイズなどで2点を先制。5回は無死一塁から高中一樹(3年)の適時二塁打など5本のヒットを集め一挙4点を奪った。7-3の8回には途中出場の宮一柊之介(3年)の2点打でダメ押しした。

 先発・小室朱生(3年)が足を負傷し、6回途中で緊急降板したものの星名竜真(3年)、高野結羽(2年)とつなぎ、リードを守り切った。

 試合後、主将の高中は「今は素直に甲子園で1勝できたことが嬉しいです」と笑顔。「甲子園に来る相手はどこのチームも力がある。そこでも関係なく自分たちのできることを全力でやることを求めてやりました」と振り返った。

 打線は16安打で9点を奪い高中自身も5回に適時二塁打を放った。「今日は打線としては良いところに打球が落ちたり、ラッキーというか運が良い打球が多くあったけど、自分たちだけでなくチーム全体で出たヒット。そういう部分でもよくつながった」と手応え。9盗塁には「ずっとこの試合が始まる前から盗塁を狙えるところは狙ったり、そこの意識はあったので積極的に走塁できた」と胸を張った。

 9回は粘る共栄学園に2死満塁とされたが、守り切って勝利。「相手は東東京大会も逆転、逆転で勝ち上がってきたチームなので油断はできなくて、勢いあるチームだったので、最後の最後まで全員で1球に集中して入り込んでやろうと声かけはしてました」と語った。

 4強に進出した昨夏に続いての初戦突破にも「去年の先輩方がベスト4という記録を残したけど、自分たちは自分たちで日本一という大きな目標を掲げてずっとやってきたので、その目標に向けて全力で一戦一戦、戦いたいなと思っています」と油断なし。次戦は浦和学院と仙台育英の勝者と戦う。「次の試合も力ある高校さん。力でいったら勝てないような相手ですけど、関係なく泥臭く1球1球、魂込めて次の試合もやりたいなと思っています」と意気込んだ。

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