仙台育英・尾形 須江監督との猛特訓に2ランで応えた 指揮官は腱鞘炎に…「期待をすごく感じた」

2023年08月06日 23:43

野球

仙台育英・尾形 須江監督との猛特訓に2ランで応えた 指揮官は腱鞘炎に…「期待をすごく感じた」
<仙台育英・浦和学院>3回2死二塁、右越えに2点本塁打を放ち、ナインとハイタッチをかわす仙台育英・尾形(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会 1回戦   仙台育英19-9浦和学院 ( 2023年8月6日    甲子園 )】 第105回全国高校野球選手権記念大会が6日、甲子園球場で開幕した。第3試合では昨夏優勝校で2年連続30度目出場の仙台育英(宮城)と、2年ぶり15度目出場の浦和学院(埼玉)が対戦。優勝候補対決として注目された一戦は、仙台育英が両軍計37安打の壮絶な打撃戦の末、19-9で浦和学院を下して3大会連続で初戦を突破した。
 打線は初回に5安打で一挙4点を先制すると、3回にはバッテリーを組む2人が連続アーチ。捕手の7番・尾形が右越え2ランで援護すると、続く8番の先発・湯田が右中間へソロ本塁打を放った。夏の甲子園での2者連発は27度目で、東北勢では史上初の快挙となった。

 3打席連続安打で3打点を挙げた尾形は3回の2ランについて「打った高めのボールは狙っていた」と振り返り、「まさか自分が打てないだろうと思っていた。ただ、宮城県大会から残した体重をしっかりぶつけられる、いい状態で甲子園に入れていたのが大きかった。憧れの舞台でホームランを打てたことが素直に嬉しい」と喜びの表情。

 大会前には打撃強化のためアーリーワークを行ったが、打撃投手を務めたのは須江監督。「朝6時半からマンツーマンで。朝練が終わる8時半まで、ボールカゴ3箱、4箱やっていました。須江先生は一球一球『もっと飛ばせよ!』だとか声をかけて投げてくれた」と振り返り、「期待をすごく感じました」。指揮官が腱鞘炎になってしまったそうで「ノックも打てない状態になったのでなくなりました」と話した。

 一方で「湯田と高橋でこんなに点を取られたのも初めて」と乱打戦となったことは想定外だったという。「とにかくアウトを取ろうとしすぎて、早め早めにストライクゾーンで勝負してしまったのが原因。ラッキーなヒットを打たれてしまったことも重なった」と9失点を振り返り、「2人と帰って反省したい」と次戦へ目を向けた。

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