【甲子園】日本ハム新庄監督が母校の試合観戦で来場 ファン殺到でパニック状態 放送席から貴賓席に移動

2024年08月17日 10:19

野球

【甲子園】日本ハム新庄監督が母校の試合観戦で来場 ファン殺到でパニック状態 放送席から貴賓席に移動
<西日本短大付・京都国際>西日本短大付の観戦に訪れ、ナインにエールを送る日本ハム・新庄監督(撮影・中辻 颯太) Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球選手権大会第11日3回戦   西日本短大付0―4京都国際 ( 2024年8月17日    甲子園 )】 日本ハムの新庄剛志監督(52)が17日、甲子園を訪れ、母校の西日本短大付(福岡)と京都国際の試合を観戦した。白いTシャツに黒いサングラス姿で現れた新庄監督は、選手に向けて手を振る場面もあり、それに気づいた数人の選手も新庄監督に手を振る場面も見られた。
 また、来場に気づいたファンが「新庄さんーー!!」などと呼びかけ、新庄監督を一目見ようとバックネット裏に殺到。警備員が「座席にお戻り下さい」とアナウンスで沈静化を図った。警備員のアナウンスで事態は収拾しかけたが、パニック状態となり、新庄監督は一時退席した。その後は記者席の後ろにある放送席から貴賓席に移動。試合前のシートノックを興味深げに見つめる姿もあった。大会本部も「当初、記者席後方のタイガースアイで観戦する予定でしたが、新庄監督を見ようと、多数のお客さまがタイガースアイ近くの通路に押し寄せて危険な状況となりましたので、新庄監督には最上段のロイヤルスイートルームに移動していただきました」と発表する異例の事態となった。

 過去にはマイクロバスを送ったり、今大会前にも日本ハムの万波らのバット約20本を差し入れするなど母校への愛情は強い。西日本短大付の西村慎太郎監督は高校時代のチームメートだ。「行きます。ちょっとだけ見る。選手も僕が来て、グラウンドから顔を見るだけでもね。一応、大先輩なんで」と話していた。

 2人の高校最後の夏だった89年は福岡大会決勝で敗れた。西村監督は「あいつと一緒に甲子園に来れなかったのが今来ている気分ですね。おこがましいですけど、それぐらいの気持ち。だからこそ負けたくない」と春の近畿王者に挑んだ。

 西日本短大付は3点を追う6回に2死一、二塁の好機を演出。ここで新庄監督が抜かれると、実況も「まだ新庄監督も見ています」と新庄監督がいつ移動するかにも注目が集まった。しかし、代打・佐藤が空振り三振に倒れ、がっかりした様子の新庄監督も映し出された。

 新庄監督は7回裏の西日本短大付の攻撃まで観戦。時間は午後2時開始のオリックス戦が始まる1時間35分前の午後0時25分だった。新庄監督は球場を去る際、右手で残り2イニングを示す2本指を立てて「まだわからん、まだわからん」とだけ言い残して球場を後にした。

 先輩の終盤の逆転劇への期待を背負って西日本短大付は逆転を目指したが、京都国際のエース左腕中崎の前に沈黙。8回までに13三振を奪われて反撃の芽をつまれた。9回も得点を奪えず、全国制覇した1992年夏以来の8強入りはならなかった。

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