【甲子園】西日本短大付 同期の新庄監督に白星届けられず 西村監督「点差以上に強さを感じた」

2024年08月17日 13:12

野球

【甲子園】西日本短大付 同期の新庄監督に白星届けられず 西村監督「点差以上に強さを感じた」
<西日本短大付・京都国際>6回、西日本短大付、代打・佐藤が三振に倒れ悔しがる日本ハム・新庄監督(撮影・中辻 颯太) Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球選手権大会第11日3回戦   西日本短大付0―4京都国際 ( 2024年8月17日    甲子園 )】 日本ハムの新庄剛志監督(52)が17日、甲子園を訪れ、母校の西日本短大付(福岡)と京都国際の試合を観戦した。白いTシャツに黒いサングラス姿で現れた新庄監督は、選手に向けて手を振る場面もあり、それに気づいた数人の選手も新庄監督に手を振る場面も見られた。
 試合は2回に1メートル85センチの長身右腕・村上が、自身の暴投や適時打を浴びて2点を先制された。なおも2死一、二塁で1番・金本に右前打を許したが、右翼・斉藤が新庄監督ばりの好返球で二塁走者の本塁生還を許さなかった。

 このプレーには甲子園も大盛り上がり。観戦に訪れた偉大なOBの前で好プレーを披露した。

 「6番・右翼」で先発した斉藤は、打撃でも2回に中前打を放つと、4回にも中前打を放ってチャンスメーク。初戦の金足農戦は4打数2安打1打点、2回戦の菰野戦でも3打数1安打2打点とバットでも存在感を示している。

 西日本短大付は3点を追う6回に2死一、二塁の好機を演出。ここで新庄監督が抜かれると、実況も「まだ新庄監督も見ています」と新庄監督がいつ移動するかにも注目が集まった。しかし、代打・佐藤が空振り三振に倒れ、がっかりした様子の新庄監督も映し出された。

  新庄監督は7回裏の西日本短大付の攻撃まで観戦。時間はデーゲームが始まる1時間35分前の午後0時25分。その後、貴賓席から姿が消えた。西日本短大付は観戦する偉大なOBの前で得点を挙げられなかった。新庄監督は球場を去る際、右手で残り2イニングを示す2本指を立てて「まだわからん、まだわからん」とだけ言い残して球場を後にした。

 先輩の終盤の逆転劇への期待を背負って西日本短大付は逆転を目指したが、京都国際のエース左腕中崎の前に沈黙。8回までに13三振を奪われて反撃の芽をつまれた。9回も得点を奪えず、全国制覇した1992年夏以来の8強入りはならなかった。

 高校時代のチームメートの西村慎太郎監督は「新庄の力を借りてでも勝ちたい気持ちです」と試合前に話していたが、試合後は敗戦に肩を落とした。京都国際について「強かったのひと言。点差以上に強さを感じた。中崎投手は噂以上の投手でした。甘い球がほとんどなかった。九州にはいないピッチャー」と脱帽していた。

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