カブス・鈴木誠也 メジャー初のサヨナラヒットで喜び爆発 連敗を3で止め「最高の勝利を届けられた」

2024年08月17日 06:30

野球

カブス・鈴木誠也 メジャー初のサヨナラヒットで喜び爆発 連敗を3で止め「最高の勝利を届けられた」
メジャー初のサヨナラヒットを放ち、ユニホームを剥ぎ取られる手洗い祝福を受けるカブス・鈴木誠也。ユニホームも剥ぎ取られた Photo By AP
 【インターリーグ   カブス6-5ブルージェイズ ( 2024年8月16日    シカゴ )】 カブスの鈴木誠也外野手(29)が16日(日本時間17日)、本拠地でのブルージェイズ戦に「3番・DH」で先発出場。5―5で突入した延長10回にサヨナラヒットを放った。
 9回に守護神・ネリスが3失点して追いつかれて突入した延長10回だった。無死一、二塁で迎えた第5打席、カウント2―2から87・9マイル(約141・4キロ)のスライダーを左前へと運んだ。二塁からハップが一気に生還しサヨナラ勝ち。一、二塁間で飛び跳ねて喜ぶ鈴木のところへ、チームメートが押し寄せる。もみくちゃになり、ユニフォームを剥ぎ取られ、アンダーシャツ姿で会心の笑顔をあふれさせた。

 「中々厳しい試合でしたけど、最高の勝利を届けられた。メジャーに来て初めてのサヨナラヒットだったので本当に良かった。気持ちいいです。(サヨナラ打は)日本でももちろんありましたけど、こういうファンの前で打てるのは最高ですね」。メジャー初のサヨナラ打に喜びの声も弾けに弾けた。

 それまでは苦しい打席が続いていた。初回の第1打席で顔付近への投球にのけ反った後に三飛に打ち取られた。3回の第2打席でも初球に胸元への抜けたボールにのけ反らされ、最後は外角いっぱいへのスライダーで見逃し三振。5回の第3打席も見逃しでの三球三振に抑えられた。7回の第4打席は初球を打って遊ゴロだった。

 そのまま無安打で終わるかと思われたが、まさかの9回に3点差を追いつかれて、第5打席目が巡ってきた。この試合までの7試合で28打数5安打2打点、打率・179と打撃の調子は下降気味だっただけに、浮上へのきっかけにもなるサヨナラヒットとなった。

 鈴木のサヨナラ打でチームの連敗は3でストップ。今後に向け「今日は(対ブルージェイス戦の)1戦目だったので、1戦目取るか取らないかで、この後に影響するので取れて良かった。本当に負けられない試合ばかりで、それは選手もみんな分かっている。これからも勝ち続けられるように頑張りたい」と気持ちを引き締めていた。

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