阪神・ビーズリー 2戦連続HQSも自身連勝は3でストップ「ミスをしてしまった」

2024年08月17日 05:15

野球

阪神・ビーズリー 2戦連続HQSも自身連勝は3でストップ「ミスをしてしまった」
<中・神>6回、川越に勝ち越しソロを許したビーズリー(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神1―2中日 ( 2024年8月16日    バンテリンD )】 1球の失投が命取りになってしまった。7回4安打2失点の阪神・ビーズリーだ。5試合連続クオリティースタート(6回以上、自責点3以下)で、2試合連続のハイクオリティースタート(7回以上、自責点2以下)を披露したが、自身の連勝は3で止まった。
 「10球中9球が自分の思ったところに投げられていたら良かったと思うけれど、今日はミスをしてしまったところで打たれてしまった」

 1―1で迎えた6回、1死無走者から川越への初球、甘く入った内寄りの143キロ直球を右翼席に運ばれた。大歓声が敵地に響きわたる中、右腕は下を向いた。

 「シーズン中なら、何試合かはみんな(状態が)完璧というよりも、そこそこのピッチングになってしまう試合があると思う。今日はその中の悪い感じがずっと試合で出てしまった」

 1点リードの5回には、先頭の高橋周に外角カットボールを中前に運ばれ出塁を許すと、2死二塁から代打・大島に右翼線を破る適時二塁打を浴び同点を許した。本来の制球力ではなかったが、4回まではわずか1安打でかわした。2回2死一、二塁では田中を外角高め直球で空振り三振に仕留めてピンチを脱出。「後半は自分の感覚的に少し良くなってきた」と逆転された後も続投し、7回を100球で投げ終えて降板した。流れを完全には渡さなかったものの、打線の援護に恵まれず、中盤の2失点が最後まで響いた。

 今季初登板だったバンテリンドームは、昨年8月3日に来日初勝利を挙げた思い出の球場。3カード連続でカード初戦を落としていたチームの流れを変えたかったが、及ばず。6月15日ソフトバンク戦以来の2敗目。今季初めてセ・リーグ球団に喫した黒星が、敗戦の重苦しさを増幅させた。 (杉原 瑠夏)

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