10点差の9回に…DeNA―巨人戦が警告試合に 大城卓死球で退場、その裏、筒香死球でオースティン激昂

2024年08月17日 21:47

野球

10点差の9回に…DeNA―巨人戦が警告試合に 大城卓死球で退場、その裏、筒香死球でオースティン激昂
<D・巨>9回、筒香が死球を受け、一触即発の両軍(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人11―1DeNA ( 2024年8月17日    横浜 )】 17日に横浜スタジアムで行われたDeNA―巨人17回戦で一触即発のシーンがあり、球審から警告試合が宣告された。
 2位の巨人が15安打11得点で4位のDeNAに快勝した一戦。だが、一方的な展開のなかで両軍がヒートアップしたのは9回裏だった。

 この回から巨人のマウンドには4番手右腕・伊藤が上がり、山本を二ゴロ、京田を空振り三振に打ち取って2死走者なし。ここでDeNAの三浦監督は8番・林の代打に筒香を起用した。

 左肋骨の疲労骨折で7月5日に出場選手登録を抹消された筒香は7月3日のヤクルト戦(横浜)以来45日ぶりの復帰戦。今季途中にメジャーから戻ってきた主砲の姿にハマスタのボルテージは一気に高まった。

 だが、伊藤が投じた初球、145キロ直球がすっぽ抜けて筒香の右肘付近を直撃。一度もバットを振ることなく、死球となった。

 筒香は表情一つ変えず、静かに一塁ベースへ向かって歩き出し、マウンドの伊藤も帽子を脱いで謝罪した。

 だが、収まらなかったのが「4番・一塁」で先発出場していたオースティンだ。

 鬼の形相で一塁側のDeNAベンチを飛び出すと、これを見た三塁側の巨人ベンチからも続々と選手たちが出てきて一触即発の雰囲気に。巨人内野陣は伊藤を守るようにマウンドの周囲を固めた。

 オースティンはそれでも怒りが収まらない様子。だが、小池コーチらが必死に止めてなんとかことなきを得た。

 伏線は直前、9回表の巨人攻撃中にあった。DeNAの5番手左腕・坂本が巨人の5番・大城卓の右肩付近に死球を与え、大城卓はそのまま負傷交代。大城卓はこの日は本職の捕手で先発出場したが、最近はチーム事情により一塁で先発することも多く、チームの欠かせない得点源となっているだけにスタンドの巨人ファンからも怒号が飛んでいた。

 その直後の筒香への死球だったこともあり、横浜スタジアムは両軍ファンの悲鳴と怒号が飛び交って騒然。結局、球審から警告試合が宣告され、続く代打・宮崎が二ゴロに倒れてゲームセットとなったが、途中交代となった大城卓の負傷の程度が心配されるとともにあす18日の一戦への影響が懸念される。
 

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