【甲子園】青森山田4番・原田 初安打がバックスクリーン弾! 顔そっくり!?愛称は相撲芸人の「あかつ」

2024年08月17日 05:00

野球

【甲子園】青森山田4番・原田 初安打がバックスクリーン弾! 顔そっくり!?愛称は相撲芸人の「あかつ」
<青森山田・石橋>初回、中越えの二点本塁打を放った青森山田・原田(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球選手権大会第10日・3回戦   青森山田5-0石橋 ( 2024年8月16日    甲子園 )】 横綱級のむっちりボディーで捉えた打球が、バックスクリーン右に弾んだ。青森山田の4番・原田純希(あつき=3年)が、初回2死二塁から先制の決勝2ラン。今大会初安打が貴重な一発となり「甲子園でホームランを打つことがずっと夢でした」と満面の笑みでダイヤモンドを一周した。
 低反発の飛ばない新基準金属バットに移行した選抜以降、9本目の本塁打(1本はランニング)。これまでは両ポール際と右越えのみで“バックスクリーン弾”は初めてだった。1メートル70、97キロの恵まれた体格と、顔も似ていることからチームでの愛称は相撲大好き芸人からとった「あかつ」。食事の量はチーム一で、毎食どんぶり2杯を平らげ、デザートには地元・青森の名産リンゴの「ジョナゴールド」を食べることも。大会前は食べ過ぎで過去最高の体重101キロとなったが、大好きなチョコレートも我慢し4キロ減量。「代謝もいいので」と笑った。

 野球に対する思いも強い。必ずバットを持ち帰り、枕元に置いて寝る。巨人・長嶋茂雄名誉監督が、59年6月25日の天覧試合前夜にバットを枕元に置いてサヨナラ本塁打を打ったのは有名だ。原田も「バットは友達」と言い、聖地で初アーチを架け「球場全体を盛り上げられましたね」と胸を張った。

 寮では火が使えないが、電子レンジと調味料を駆使して特製チャーハンをナインに振る舞うなど料理男子でもある。寡黙で恥ずかしがり屋だが、誰からも愛され、頼りになる主砲。「必ず過去最高のベスト8の壁を越える」と99年以来となった準々決勝突破を誓った。(村井 樹)

 ◇原田 純希(はらた・あつき)2006年(平18)9月30日生まれ、青森県出身の17歳。小1から野球を始め、平賀東中では軟式野球部に所属。青森山田では1年秋からベンチ入り。憧れの選手はソフトバンク・柳田。趣味はルービックキューブ。50メートル走6秒7。1メートル70、97キロ。右投げ左打ち。

 ≪甲子園Vの“あかつ”きに「相撲界で待ってます!」≫原田の愛称となった相撲芸人のあかつは、福島出身で東北つながりもあり「ナイスホームラン!こんなに凄い選手に似ていると言っていただけてうれしいです」とメッセージを寄せた。7月上旬に番組収録で青森山田を訪問し生徒の前に立ったそうで「そのときに原田選手もいたのかなぁ」と回顧。「お会いできたら相撲とエクササイズを融合した“すもササイズ”を一緒に踊りたい。甲子園優勝した“あかつ”きには相撲界で待ってます!」とエールを送った。

おすすめテーマ

2024年08月17日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム