ソフトバンク・有原 103球で「マダックス」逃すも「僕は僕の仕事ができた」ハーラートップ快走11勝目

2024年08月17日 06:00

野球

ソフトバンク・有原 103球で「マダックス」逃すも「僕は僕の仕事ができた」ハーラートップ快走11勝目
<ソ・ロ>先発した有原(撮影・成瀬 徹)        Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ソフトバンク4―0ロッテ ( 2024年8月16日    みずほペイペイD )】 たっぷり11時間の睡眠で臨んだエースが移動ゲームだったチームを助けた。ソフトバンク・有原が今季2度目の完封劇。ハーラートップ快走の11勝目を挙げ、ロッテ戦11連勝とした。
 「いい具合に拓也(甲斐)が(サインを)出してくれて、いい当たりもあったけど、みんなが守ってくれた」

 今季初の中5日での登板。前回10日の楽天戦では今季最短3回6失点だった。100球未満での完封「マダックス」は惜しくも逃したが、103球、4安打で雪辱した。唯一のピンチだった3回1死二、三塁では荻野を三ゴロ、ポランコを二直に料理。「120、130球でも投げるつもりだった。モヤモヤはすっきりしました」と笑った。

 チームは前夜まで敵地で西武と戦い、この日の早朝に福岡に戻ってきた。多くの選手が睡眠不足の中で、遠征に同行しなかったエースが奮闘。小久保監督は「今日は何といっても有原の集中力。我々は寝不足の中、しっかり仕事してくれた」と称えた。

 この日、甲子園で母校・広陵(広島)が午前8時開始の第1試合に登場したが、自分の睡眠の方を優先させたという。「起きて(結果を)チェックしました。11時間ぐらい(睡眠)ですね。今日は何とか頑張ろうと。僕は僕の仕事ができた」と胸を張った。 (井上 満夫)

おすすめテーマ

2024年08月17日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム