【甲子園】アルプスに”頑張れ石川”…小松大谷・東野主将「もう少し長くプレーを見せたかった」

2024年08月17日 11:12

野球

【甲子園】アルプスに”頑張れ石川”…小松大谷・東野主将「もう少し長くプレーを見せたかった」
<智弁学園・小松大谷>敗れた小松大谷ナインはガックリとアルプスの応援団に挨拶に向かう(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球選手権 第11日 3回戦   小松大谷 3―6 智弁学園 ( 2024年8月17日    甲子園 )】 小松大谷(石川)は智弁学園(奈良)に3―6で敗れ、初の8強入りはならなかった。
 2回戦で大阪桐蔭を完封した西川大智(3年)ではなく左腕の中田凛(2年)が今夏初先発したが、適時打2本を浴びて3回途中で降板。さらに4、5回とミスが絡んで計4点を失った。6回からは橋昌希(3年)と西川が無失点に抑えたものの、中盤までの失点が響いた。

 打線は2回に9番・山本晴輝(3年)、1番・山崎悠太(3年)の適時打で一時逆転も、その後は毎回のように出塁しながら無得点。8回1死満塁の好機も生かせなかったが、9回に1死二塁から主将の4番・東野達(3年)が左前適時打で意地の1点。球場全体から大きな拍手が沸き起こった。

 石川大会では選抜出場の日本航空石川と星稜を連破して3年ぶりの甲子園切符を獲得。本大会でも明豊(大分)を8―4で破って甲子園初勝利を挙げると、優勝候補の大阪桐蔭にも3―0で勝ち、元日の能登半島地震で被害を受けた地元に明るい話題を届けた。西野貴裕監督は被災者からも激励が届いていたと明かし、「能登高校の部長先生は同級生なので連絡をいただいてます。我々の戦いを見て少しでも励みになればと思っています」と話していた。

 試合後の東野達主将との主な一問一答は以下のとおり。

 ――試合を振り返ってみて

 「先発が2年で、自分たちが援護って思っていた中でなかなか援護できなくて。一戦一戦強くなっていくってイメージ持ってやってたんですけど、良くないところが出てしまったのはキャプテンである僕の責任でもあるので」

 ――どんな目標を持って甲子園に

 「甲子園優勝っていうところを目標に今までやってきたので。今日勝って次につなげることだけ意識して、いつも通りの野球ってふうに思って入っていったんですけど、先制されてゲーム展開っていうのが慣れてなかった」

 ――1月の地震、思いは?

 「追いかける展開の中で、球場全体で拍手してくださったり。甲子園で野球ができたってことは本当に幸せなことですし、ここまで支えてくださった方々には感謝しかないです。アルプスに挨拶に行ったら、小松大谷のタオルだけじゃなく”頑張れ石川”とかそういったものを持って来てくださる方もいた。もう少し長く自分たちのプレーを見せたかったんですけど。それができなくて残念だなという気持ちもあります」

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