松本人志が活動休止 1年以上か…女性関係巡る報道受け裁判に注力「闘いまーす」
2024年01月09日 04:45
芸能
自らの潔白を示すための活動休止。吉本は「松本から、さまざまな記事と対峙して、裁判に注力したい旨の申し入れがあった」と説明した。
既に文春に対する訴訟を提起する方針は固まった。それだけでなく「追随して報道した媒体も含めてしっかりと対処する」(事務所関係者)といい、複数の訴訟が同時進行する可能性が高い。松本は並行して芸能活動を続ければ「お笑いに全力を傾けることができなくなる」と活動休止への強い意志を示し、吉本はその考えを尊重して受け入れた。
発端は昨年12月27日発売の「週刊文春」の記事。松本が15年に東京都内のホテルで複数の女性に性的行為を強要したなどと報じた。同誌の直撃取材に対し、松本はこうした事実はないと否定していた。吉本も「タレントの社会的評価を著しく低下させ、名誉を毀損するものだ」と抗議するコメントを発表。法的措置も検討するとした。
だがその後も松本に関する報道が続き、事態は収拾せず。松本が出演する番組でスポンサーのクレジットが表示されないケースも見られた。今月3日には、ホテルに一緒にいたとされるスピードワゴン・小沢一敬(50)が出演するNHK・Eテレの番組の放送が見合わせとなった。
吉本は「芸能活動を継続すれば、さらに多くの関係者や共演者の皆さまに多大なご迷惑とご負担をおかけすることになる」という松本の思いを代弁。事務所関係者も「闘うための時間をつくりたかった。裁判をやりながらお笑いをやることはできない」と強調した。
お笑い界の超大物が姿を消すことになり、テレビ各局には大きな痛手だ。法曹関係者によると、訴訟は1年以上、長期化すれば数年かかる可能性もある。影響力が大きい人物だけに、今後の動向にも注目が集まる。