源氏物語の作者として知られる紫式部の生涯を描く今年の大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)が、7日に初回放送を迎えた。主演を務めるのは女優の吉高由里子(35)。制作統括を務める内田ゆき氏は「吉高さんならば(小説を)書かずにはいられない女の情熱と、強くしなやかな生きざまを表現してくださる」と起用の狙いを明かした。
吉高にとって今作が2008年の「篤姫」以来、16年ぶりの大河となる。なじみの薄い平安時代の女性を演じるにあたり楽しみながら役作りをしている様子。吉高は「これまで自分が触れてこなかったことが多く、全てが新鮮です。琵琶とか乗馬とか、人生の中で一番習いごとをしています。月謝なしでね」とはにかんだ。放送はスタートしたばかりだが、オファーを受けたのは22年3月で、撮影は昨年5月に始まった。「(オファーから)1年9カ月たっているのですが、あっという間の感覚でワクワクドクドクしています。ドキドキをドクドクって言ってしまいましたが、長い作品を走り切ろうと思います」と独特の表現で気合を込めた。