鈴木おさむ氏「世に出てない」八代亜紀さん秘話 単身で被災地訪問…SMAPマネジャーも「行かせよう」

2024年01月10日 12:30

芸能

鈴木おさむ氏「世に出てない」八代亜紀さん秘話 単身で被災地訪問…SMAPマネジャーも「行かせよう」
放送作家の鈴木おさむ氏 Photo By スポニチ
 放送作家の鈴木おさむ氏(51)が10日、水曜パーソナリティーを務める文化放送「おとなりさん」(月~金曜前8・00)に出演。昨年12月30日に急速進行性間質性肺炎のため73歳で死去した歌手・八代亜紀(やしろ・あき、本名非公表)さんの秘話を明かした。
 八代さんと親交はなかったが、じつは感謝していることがあると、2011年の出来事を話し始めた鈴木氏。当時、フジテレビで「27時間テレビ」の放送が決まっていて、鈴木氏が手掛けていた「SMAP×SMAP」の企画「BISTRO SMAP」で、福島に香取慎吾と草なぎ剛の訪問の話が出たという。ただ、
 「まだ(東日本大震災から)2カ月で原発の問題もあった」とし、まずはスタッフが行こうってなった」。

 現地を下見しつつ、県庁に協力してもらえるか相談。すると、八代さんの話をしてくれたという。

 「芸能人は岩手とか宮城は行くけど、福島には誰も来ない」という中、八代さんは「1人で手伝いに行っていいですか?片付けでもいいから行かせてください」と電話してきてくれて、単身で福島に。スタッフの要望に応え歌も披露し、被災者を元気づけてくれたそう。

 「“それがあるだけで、みんなが上を向いて歩けるってことがわかった。なのに、なんで来てくれないんだってことに対して腹が立っている”って(県庁で)強く言われた。そのことと八代さんのことを当時のSMAPのマネジャーに話したら“行かせよう”って。それで行かせることになった」と八代さんのおかげもあって企画が実現したと鈴木氏は説明。

 「単身で行って歌って希望を与えるって。こんな話、世に出ていない。もっと出てほしいと思って、ぜひ伝えたいと思って語らせていただきました」と述べた。

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