古舘伊知郎 松本人志巡る報道に私見「類いまれなる笑いの才能…同等の人格を求める空気ないのかな?」
2024年01月10日 15:56
芸能
一方、週刊文春編集部は「一連の報道には十分に自信を持っており、現在も小誌には情報提供が多数寄せられています。今後も報じるべき事柄があれば、慎重に取材を尽くしたうえで報じてまいります」とコメントを発表している。
同誌は10日発売の最新号で、新たに3人の女性が性被害を訴えていることを証言付きで伝えている。古舘は「もちろん事実は分かりませんけど、性加害があったのか、性行為はあっただけで性加害はなかったのか、グラデーションがものすごくあると思いますけど、集まりはあったということは第2弾(の報道)でも見えてきています」とし、「今後それはどういうアングルの事実なのか?ということで、大きく変わるとは思います。それが前提です」と、言葉を選びながら私見を語った。
一方で、一連の報道の中で違和感もあるという。「違和感を感じるのは、正直言わせてもらうと、類いまれなる笑いの才能を持っている松本さんに対して、それと同等の人格を求める空気ってないのかな?と思うんです。まるで王様扱いをして、テレビ各局が招き入れて、王様のように振る舞うことをよしとしてきて、こういうことのきらいが見えてきた瞬間、“あのXのリアクションは何なんだ?”という意見もいっぱいありますよね。私も正直、そう思います」。タレント力と人格を切り離して考えるべきだとの考えを示した。
さらに、CBCの石塚元章特別解説委員の提案にも言及した。「昨日、石塚さんがおっしゃったように、記者会見を開く(べき)。もし戦うなら、記者会見を開かなければいけないし、何をもって中途半端に『ワイドナショー』に出ると言っているんだと。本当に出るなら、ですよ?もしそれが本当なら、フジテレビもなぜそれを許すのかなと思いますし、私は前提、仮ですけど、思いますしね」。その上で、「ただ、僕は才能と人格は別だと思います。たとえば作られた楽曲の素晴らしさと、作った人の人格は同等であるか?ということは、僕は音楽家、芸術家でも思う」と繰り返した。
松本は14日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演することが発表されている。自身のX(旧ツイッター)では「ワイドナショー出演は休業前のファンの皆さん(いないかもしれんが)へのご挨拶のため。顔見せ程度ですよ」と、意図を明かしている。