間寛平、坂田利夫さんの最期を回想 「ア~メ~マ~」の呼びかけで持ち直し、3日間頑張った

2024年01月10日 14:07

芸能

間寛平、坂田利夫さんの最期を回想 「ア~メ~マ~」の呼びかけで持ち直し、3日間頑張った
「第24回吉本新喜劇GM月例会見」で坂田利夫さんの最期の様子を振り返った間寛平 Photo By スポニチ
 吉本新喜劇の間寛平GM(74)は10日、大阪市内で「第24回吉本新喜劇GM月例会見」に出席。昨年12月29日に老衰のため82歳で亡くなった坂田利夫さんの臨終の間際について「26日の夕方5時ぐらいにヤバいなとなってから、一生懸命、メチャメチャ大きな声で“ア~メ~マ~”と声をかけたら生き返りました。それで29日(午前)1時24分に」と語った。
 12月20日に「嫁さんとクリスマスのケーキを持って行こうと2人で(施設に)行ったら、熱が出て病院へ運ばれたと。妹さんに電話すると“面会できない”とのことでした」。心配していると、26日の午前10時頃に「ちょっとヤバいから、ということで病院にかけつけた」と“兄さん、頑張れ”と声をかけた。午後5時頃には「看護師さんらが騒いでいて。声をかけてやってくださいと言った」。大声で自分のギャグである「アメマ~」と叫ぶと、そこから3日間、坂田さんはまた頑張ったそうだ。

 寛平は「54年の付き合い。大師匠と呼んでた」と言い、「ボケは皆に好かれなアカン。かわいいボケでおらなあかんで」と教えられたという。大学卒業後にデビューするお笑い芸人が増える現状「皆、頭がいいけど、坂田兄さんは地のままでもおもしろい」と坂田さんのように“アホ”を演じることの難しさを力説。「あの感じはできない。あんな芸人はもう出てこないでしょう」と坂田さんのことを思い出していた。。

 勢揃いした現役の新喜劇4座長も坂田さんを偲んだ。すっちー(51)は「プライドの高い方でした。(絡んできた素人に)メチャ、キレはって、“黙れ、ドンじろうと”と。舞台ソデで緊張していると“アホ”みたいな顔で行くで、とリラックスさせてもらいました。素人にキレるって、ホンマのアホでした」と目を細めた。

 酒井藍(37)も「やさしい言葉をかけていただいた」と神妙な顔。「師匠だけは“藍ちゃんは筋肉質なんやからな”って。温かくて優しくておもしろい芸人さんでした」と笑いも交えた。、アキ(54)は和歌山で舞台外で坂田さんが中学生から「アホや」と言われてぶちギレたエピソードを披露。「誰がアホやって。坂田さんが“学校へ行け~”と言ったら“もう終わったはアホ”って言われて。夕方でしたから」と笑わせた。吉田は「いつも“笑顔で頑張ったらエエ”と言われました。坂田師匠はいつも焼酎にキュウリを入れて飲んでて。どんどんキュウリを足していって、最後は(グラスが)キュウリだらけになって。今度、やってみます」としんみり話していた。

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