八代亜紀さん、座長公演後は出演者引き連れグアム旅行 副座長務めた大村崑「寂しがり屋の裏返しかも」

2024年01月10日 16:03

芸能

八代亜紀さん、座長公演後は出演者引き連れグアム旅行 副座長務めた大村崑「寂しがり屋の裏返しかも」
大村崑
 昨年12月30日に73歳で亡くなっていたことが9日に分かった演歌歌手の八代亜紀さんの訃報を受けて10日、親交の深かった喜劇俳優の大村崑(92)がスポニチの電話取材に応じた。
 八代さんの座長舞台では副座長を長らく務めた。「歌手の人は他の出演者との繋がりがなく、自我の強い人が多いから、うまく人間関係が回るようにつなぎ役を頼まれてね」。一方で八代も単身で乗り込んでいた大村の食生活を気遣ってくれていたといい、「朝食をわざわざ作って持参してくれて、一緒に控え室でこたつに入りながらご飯を食べたりしたよね」と懐かしんだ。

 「親子ぐらい歳が離れているのに年上のこちらの方がいろいろ気を使ってもらって…本当に優しい人だった」というのが印象。座長公演後は他の出演者らをグアム旅行に引き連れて騷ぐのが恒例だったが「本当は寂しがり屋で、そのことの裏返しだったのかもしれないね」と振り返る。

 自らの金婚式を大阪で開いた際は出席をマネジャーを通してお願いしたが、九州で仕事があるということでビデオ出演に。だが、映像を流し終わった直後にスクリーンの裏から本人が登場。そんなサプライズ演出をすすんでやってくれたことも「びっくりしたけど本当にうれしかった」と今も思い出すという。

 最後に話したのは八代さんが闘病期間に入る前の約半年前。「大丈夫よ、こんちゃん。私は元気ですよ」と話していたといい、大村もまた座長舞台があれば出るよなどと返したのが別れのあいさつになるとは思ってもいなかった。それだけに、訃報を伝え聞いたときは「腰が抜けるぐらい驚いた」という。

 後日、お別れ会が開かれる予定だが、遠方であったとしても「とんでいくよ」と大村。「八代さんはいつも他の人にも僕にも“ありがとう”を欠かさなかった人。だから僕からのお別れの言葉も“ありがとう”しかない。僕があの世に行ったときにのも同じ言葉をかけるだろうね」と唇をかんだ。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2024年01月10日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム