日本テレビ「厨房のありす」プロデューサー語る③ 作品の〝温かさ〟が込められた料理

2024年01月24日 07:00

芸能

日本テレビ「厨房のありす」プロデューサー語る③ 作品の〝温かさ〟が込められた料理
門脇麦演じるありすが料理と向き合うシーンも見どころ(日本テレビ提供) Photo By 提供写真
 女優の門脇麦(31)主演の日本テレビドラマ「厨房のありす」(日曜後10・30)は、町の料理店が舞台の中心となって物語が展開される。
 主人公の自閉スペクトラム症(ASD)の天才料理人・ありすの口癖は「料理は化学です」。ASDの特性にはこだわりの強さから特定の分野で突出した才能を持つことがあり、これまでにASDの医者や弁護士を題材にした作品はあった。

 プロデューサーの鈴間広枝氏は料理人を描こうとした理由を「料理って出てきたら気持ちがほころびますよね」とし「記憶力が良かったり好きなものに一直線な部分が、家庭的な柔らかいものに転化されたらいいなと思いました」と明かした。ありすが化学式を口にしながら料理に触れるシーンはまさにその象徴だ。ありすの化学知識は、ゲイで大学教授のシングルファーザーの影響によるもの。「家族の話も描きたかった」といい、父と娘のつながりとして化学も大きな意味を持ち合わせている。

 放送枠は日曜の夜。「料理の温かさで、明日から仕事や学校という人にちょっとでも頑張ろうと思っていただけたら」とのメッセージ性も込めている。(続く)

おすすめテーマ

2024年01月24日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム