退団発表のOSKトップ・楊琳&舞美りらが会見 楊「あっという間の濃い18年間」ラスト公演は8月11日

2024年01月24日 15:56

芸能

退団発表のOSKトップ・楊琳&舞美りらが会見 楊「あっという間の濃い18年間」ラスト公演は8月11日
退団公演に向け意気込みを語ったOSK日本歌劇団トップスターの楊琳(右)と舞美りら Photo By スポニチ
 8月11日での退団を発表したOSK日本歌劇団トップスター・楊琳(やん・りん)、娘役トップスター・舞美りら(まいみ・りら)らが24日、大阪市内で会見を行った。
 3年前、トップに就任した時から退団の時期を決めていたという楊は「あっという間の濃い18年間でした。ラストステージまでさらに全身全霊、一球入魂、全力投球でさらに上を目指し、舞台をまっとうしたい」と笑顔で宣言した。

 退団公演は4月6日に大阪松竹座で開幕する「レビュー 春のおどり」に始まり、7月、京都南座での「レビュー in Kyoto」、8月7日から東京・新橋演舞場「レビュー夏のおどり」と続き千秋楽の11日で卒業となる。

 親会社からの支援打ち切りで劇団存続さえ危ぶまれた中で受験し入団。コロナ禍と重なった100周年、OG笠置シヅ子を描いたNHK連続テレビ小説「ブギウギ」をきっかけに人気急上昇とジェットコースターのようなOSK人生だった。

 それでも「辛かったことは…ないですね。あえて言えばダイエット。白米が好きなんで」と笑わせ「毎日がうれしい事だらけ。幸せな人生だなって思います」と感謝。100周年の記念式典で披露した劇団の代表曲「桜咲く国」で見た「舞台上から初めて客席が見えないほど桜吹雪が舞ってきて…。あの光景は今も忘れられない」と興奮気味に振り返った。

 一方、劇団スター翼和希(つばさ・かずき)も出演した「ブギウギ」で新たなファン層を発掘し、前回の南座公演では「過半数のお客さまが初めてで“満員御礼”を頂いた」と明かし「トップになった時はブギウギのお話もまだなかったので、この奇跡のような素晴らしいご縁に運命を感じました」と胸を張った。
 同時に退団する舞美は「この立場を頂いた時から楊さんと退団もご一緒したい、とずっと思っていた」と告白。後輩に向け「ダンスのOSKと言われるOSKらいさは守り続けてほしい」と話すと涙で声を震わせた。

 また、見送る立場となる娘役の千咲えみは「お二人とご一緒できるのは残り半年ですが、懸命についていきエネルギーを吸収したい」と涙。華月奏は「最後まで晴れやかに、誰ひとりケガすることなく、笑顔で送り出せる舞台にしたい」と力を込めた。「ブギウギ」で一躍、注目の存在となった翼は「まだ実感がわいておらず、8月には私の情緒がどうなっているのか、私自身が不安。でも、すべてをお二人から吸収して“今のOSKはこれだ”と言えるような舞台にしたい」と決意表明した。

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