膵臓がん闘病の森永卓郎氏 退院後の通院生活にバリアフリーの重要性痛感「上下移動が全然できない」

2024年01月24日 12:17

芸能

膵臓がん闘病の森永卓郎氏 退院後の通院生活にバリアフリーの重要性痛感「上下移動が全然できない」
経済アナリストの森永卓郎氏 Photo By スポニチ
 昨年末にステージ4の膵臓(すいぞう)がん闘病を公表した経済アナリストの森永卓郎氏(66)が24日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー」(月~木曜前8・00)にリモート出演。バリアフリーの重要性を語った。
 22日のラジオ出演時に退院したことを明かした森永氏。点滴のため銀座のクリニックに通院する必要があり、前日の23日は「1カ月弱ぶりに外に出て電車に乗った」という。

 移動には杖を使用しているといい、「いろんなことが分かって、水平移動はなんの問題もない。エレベーターエスカレーターも大丈夫なんですが、東京メトロの駅ってメジャーな駅とメジャーじゃない駅がある。銀座一丁目っていう、銀座から近くなんですけどメジャーじゃない駅があって」と語ると、垣花正アナウンサーが「要はエスカレーターがない駅だったのね」と補足。

 森永氏は「そうそう。上下移動が全然できない。今まで何の意識もしていなかったけど、階段1段上ってよいしょ、よいしょって感じなんです。だからけっこう疲れる」といい、垣花アナから「地下から地上までどれくらいかかりました?」と聞かれると「12、3分かかった」と明かした。

 さらに「もう一つ分かったのは、上りのエスカレーターはあるけど下りはあんまりない。だけど弱っていると、上りと同じくらい下りも危ないんです」と語り、「やっぱりどうも強い人を基準にものを考えているなって。もちろんお金の問題もあるから全部つけるわけにはいかなくて、メジャーなところからやっていくのは合理的だと思うけど、たとえば地下鉄乗って車椅子のまま地上に出ようとすると、とてつもない遠回りになる現実がある。ちょっとずつでもいいからバリアフリーを基準に整備していかないといけないなと思う」と熱弁した。

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