【ブルーリボン賞・主演女優賞】吉永小百合が3元号受賞の快挙「とびっきりうれしい」

2024年01月24日 05:00

芸能

【ブルーリボン賞・主演女優賞】吉永小百合が3元号受賞の快挙「とびっきりうれしい」
主演女優賞を受賞した吉永小百合 Photo By スポニチ
 【第66回ブルーリボン賞各賞決定 ( 2024年1月23日 )】 東京映画記者会(スポーツニッポン新聞社など在京7紙の映画記者で構成)が選ぶ「第66回ブルーリボン賞」(23年度)の各賞が23日、決定。「こんにちは、母さん」の吉永小百合(78)は昭和、平成、令和の3代で主演女優賞受賞という快挙を成し遂げた。
 「こんにちは、母さん」で主演女優賞に輝いた吉永は「自分の中で特別な賞。候補者一覧で、五十音順でいつも最後に載るのでまた駄目だろうなと感じていた。とびっきりうれしい」と目を輝かせた。

 山田洋次監督(92)とタッグを組んだ「母」3部作の集大成。永井愛さんの戯曲を基に隅田川沿いの下町の人々を描いた。同作の舞台で主演した故加藤治子さんのように演じたいと意気込んで臨んだが「監督から最初、全然違うって怒られた。加藤さんのイメージが強すぎたんですね。もう一回やり直さなきゃいけないと試行錯誤した」と明かす。

 東京出身だが、下町の言葉にも苦労した。「全然話したことがなかった。勉強しなきゃいけないことがたくさんあって、大変でした」と回顧。息子役は初共演の大泉洋(50)。「セリフを間違えても嫌な顔をせず付き合ってくださり、助けられた」と感謝した。

 ブルーリボン賞の主演女優賞は、1962年「キューポラのある街」、2000年「長崎ぶらぶら節」に続く受賞。昭和、平成、令和と第一線を走り続けてきたからこその快挙だ。今や配信など映画を見る環境も多様化しているが「映画館で同じ空気を吸いながらいろんなことを感じるのは尊いもの」と語り、「映画という文化がずっとこの先もしっかり残ってほしい」と願った。

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