「虎に翼」弁当は質素…感傷的な花岡にネット心配「悲しい予感」なりたい自分と法に葛藤 モデルはいる?

2024年06月06日 08:15

芸能

「虎に翼」弁当は質素…感傷的な花岡にネット心配「悲しい予感」なりたい自分と法に葛藤 モデルはいる?
NHK連続テレビ小説「虎に翼」第48話。花岡悟(岩田剛典)は佐田寅子と再会し…番組公式インスタグラム(@asadora_ak_nhk)から
 女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は6日、第49話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。

 第49話は、佐田寅子(伊藤沙莉)はアルバート・ホーナー(ブレイク・クロフォード)から子供たちにとチョコレートをもらい、公園で花岡悟(岩田剛典)と再会。花岡は約1年前に東京地裁に戻っており、判事として主に食糧管理法違反の事件を担当している。寅子は自分の弁当を思わず隠してしまうが、花岡は「別に猪爪を告発したりしないよ。生きるために必要なことだ。君は堂々としろよ」と微笑む。その夜、猪爪家に久藤頼安(沢村一樹)とホーナーが現れ…という展開。

 花岡は寅子が出産後、弁護士を辞めたことは聞いていた。自身は娘と息子が1人ずついる。

 「この頃はまだ、食料や物資の多くが国の統制下にあり、それらを勝手に取引する、いわゆる闇商売は法で罰せられることになっていました」(語り・尾野真千子)

 花岡の弁当はおにぎり1個、寅子の弁当はごはんがたっぷり。闇市で買った米だった。

 寅子「でも、法を犯しているのは事実ですから」

 花岡「変わらないね、君は」

 寅子「そんなふうに言うの、花岡さんだけよ」「みんな私が変わったって言う。大人になったとか、謙虚だとか」

 花岡「謙虚」

 寅子「もう、そんなに驚かなくても(笑)」「自分では、何も変わってないつもりでいたけど、やっぱり前とは違うみたい」

 花岡「でも前も今も、全部君だよ。どうなりたいかは、自分で選ぶしかない。本当の自分を忘れないうちに。ま、全部(大庭)梅子さん(平岩紙)の受け売りだけどね」

 寅子「懐かしい。そんな話したわね」

 花岡「みんな達者でやってるといいけど」

 寅子は子供たちにと花岡にチョコレートを渡し、またバッタリ会った時はランチを共にしようと約束し合った。帰る足取りがやや弱々しかった。

 花岡は桂場等一郎(松山ケンイチ)の部屋へ。

 花岡「懐かしい人に会ったら、急に桂場さんの顔も見たくなってしまって」

 桂場「随分、感傷的だな。よく寝て、体を休めろ」

 花岡「人としての正しさと、司法としての正しさが、ここまで乖離していくとは思いもしませんでした。でもこれが、俺たちの仕事ですもんね」

 桂場は悲壮感が漂う花岡を心配そうに見送った。

 花岡のモデルとみられるのは、1946年(昭和21年)に経済犯専任裁判官となり、主に食糧管理法違反の事案を担当した佐賀出身の裁判官・山口良忠(敬称略)。法を遵守、闇米を拒否した。

 SNS上には「花岡まで謙虚に敏感(笑)」「花岡、梅子さんの言葉を大切に生きてきたんだな」「花岡、心配だ」「白髪生えてたり」「花岡さんの苦悩…正義感が強すぎるよ」「花岡、次は悲しいことになりそうな予感で怖い」「花岡くん、これが最後なのかな」「花岡、食糧管理法…こ、これはフラグじゃん…」などと心配の声も相次いだ。

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