榊原郁恵 「ピーター・パン」公演中「おっさんみたいな声」に…危機を救ってくれた超大物歌舞伎俳優とは
2024年06月06日 18:30
芸能
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榊原は当時「ミュージカルは初めてだったんで、全力でやってたんですよ」と回顧。すると「中日ぐらいになったら急に本番中にだんだん“あれ、声やばくなってきた”ってどんどんおっさんみたいな声になっちゃって。あれ、このままやってたら声出なくなるかもしれない、そんなめっちゃ危機な時があって」と明かした。
だが、その際「たまたま共演者のお客さんとしてその当時中村勘九郎さん、そののち十八代目の中村勘三郎さんがちょうど見に来ていらして。私の不調をすぐ感じてくださって。“僕がお世話になってる耳鼻科、紹介してあげるから”」と申し出てくれたとした。
そうして連れられて病院に行くと、「診察室まで一緒に入られて」と付き添ってくれたという。「それであたしがここに座ってると、先生が向かい側にいらっしゃるじゃない、先生の隣に勘九郎さんがいらっしゃって、一緒になってあたしを“ああ~”って」と診察の様子をうかがっていたとした。
MCの「ハライチ」澤部佑が「優しい」と感心すると、榊原は「照れくさいんだけれども明日の舞台もあるしどうしようって感じで」。さらに「その先生がびっくりするのは注射とか薬とかじゃなくて、“じゃあベロ(舌)を手で持って”って。でそこにうがい液みたいなのを入れてくれるんですよ、そこで“うがいして”って言われて、ベロ持って“あ~”ってやろうと思ったら“おぇ”って」とむせるようになってしまったというが、「それも勘九郎さんは向かい側で一生懸命見てて、“俺もね、最初はそうなったけどね、慣れれば大丈夫だ”って」と励ましてくれたと振り返った。
それでも「慣れて。それで次の日にちゃんと声が出るようになって」と榊原。「で7年間ずーっとその先生にお世話になったの。本当に助けられたんです」と感謝を口にした。