佐藤隆太、岡田義徳、塚本高史が主演「THE3名様Ω」連ドラ化!「この3人だからできる作品」

2024年06月06日 12:00

芸能

佐藤隆太、岡田義徳、塚本高史が主演「THE3名様Ω」連ドラ化!「この3人だからできる作品」
インタビューに応じた(左から)岡田義徳、佐藤隆太、塚本高史 Photo By スポニチ
 俳優の佐藤隆太(44)、岡田義徳(47)、塚本高史(41)が主演を務める人気シリーズ「THE3名様」が「THE3名様Ω」として5月24日からFODで配信された。
 同作は石原まこちん氏の人気漫画を映像化した脱力系コメディー。深夜のファミレスにフリーター3人組が集まり、たわいもない会話を繰り広げる。実写ドラマのDVDシリーズとして2005~10年に展開。22年には12年ぶりの新作となる映画「THE3名様 ~リモートだけじゃ無理じゃね?~」が大ヒット。脱力感あふれるゆるい空気感で根強い人気を持つが、連続ドラマは今回が初めて。配信開始を控えた3人がインタビューに応じた。

 連続ドラマ化は佐藤の希望だった。以前と比べ多様なプラットフォームができ、“ドラマ離れ”“テレビ離れ”が叫ばれる昨今だが「そんなことない。“ドラマは面白いんだ”と。このタイミングでドラマをやるというのが面白いんじゃないかと思った」と熱い思いを口にする。「今までやってこなかったことと、“今だからこそ”ドラマで、という意志ははっきりあった。まさか本当に実現できるとは」と感慨深げに語った。

 22年の劇場版以来2年ぶりの再集結に塚本と岡田も心躍らせる。塚本は「この3人だからできる作品だと思うんですよ」と胸を張る。「誰かが波風を立てたときに、それを止めるんじゃなくて信頼して乗っかっていく。そういう良さはある」と信頼を口にすると、佐藤は「他の現場ではためらってしまう表現でも、この現場だとやれるっていうか。実際に2人も受け止めていいように料理してくれるから楽しい」と呼応。岡田も「みんなポジショニングがうまい。“そこにいる?”っていうところにいてくれるから変なところにパスを出してもいてくれる信頼感がある」と独自の表現で同調した。

 そんな無言のコミュニケーションは第1作の05年からあったのだろうか。塚本は「あったのかもしれない。この3人しかできないというか、3人だからできるという自負があった」とうなずき、「(22年に)年月がたってやってみたらすんなり“3名様”に戻れたから、やっぱりこの3人なんだなぁって」と続けた。佐藤は「みんなが作った波に乗っかって、“そこに行ったら面白いことあるかな”みたいにできるのがすごく幸せですね」と言葉をかみしめた。

 05年当時は3人とも20代。現在まで多くの作品に出演し役者としての経験を積んだ3人。佐藤は「それぞれの表現できる幅が広がっている分、自然とやれることも増えている」と当時からの成長を分析する。「新しくやればやるほど3人でできることが広がっていくのが楽しい。3人がやってることや空気感は変わらないはずなのに、やればやるほど面白くなっていく。無駄な深みも出せるというか(笑い)」と表情を崩すと岡田は「“その深みいらない~”、みたいなね」と相づちを打つ。岡田は「20代の頃は大声を出したりとか勢いでの笑い、パワープレーの笑いというのが多かったと思うんですよ」と当時を回想。「ただ年齢を重ねて、それもできるけど、あえてそれをやらずに違う方向での面白さを提示できるようになったのかな。無理しない、素直にやってる3人がいるような気がします」と変化を語った。

 約20年にわたり、DVD、映画、連続ドラマとシリーズ化されてきた「THE3名様」。「大人になりきれないフリーター」という設定の3人はあと何年、深夜のファミレスに集まるのだろうか。問いかけると塚本は「長老(岡田)がしゃべれなくなるまで」と明かし2人の笑いを誘い「間違いなくちゃんちゃんこ(還暦)まではやりますね」と宣言した。岡田が60歳を迎える2037年の翌年は「3名様」33周年の年。佐藤が「3名様33周年&岡田義徳60歳ですね!」と呼びかけると岡田は「赤いちゃんちゃんこくれよ~?」と笑顔。「次の目標はそこです」と3人は声をそろえた。

 8月30日には「映画 THE3名様Ω~これってフツーに事件じゃね?!~」の公開も決定している。年月を経て、絆と深みが増した3名様にしか出せない絶妙な空気感を楽しんでほしい。


「THE3名様Ω」毎週金曜日、2話ずつFODで独占配信中(全8話)
●過去作もFODで全話配信中
●8月30日より劇場版公開

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