第95期棋聖戦第1局 山崎八段、独創的37手目 7筋の歩を5段目に 相掛かりに藤井棋聖は自然な応対

2024年06月06日 12:18

芸能

第95期棋聖戦第1局 山崎八段、独創的37手目 7筋の歩を5段目に 相掛かりに藤井棋聖は自然な応対
棋聖戦第1局に臨む山崎隆之八段(日本将棋連盟提供) Photo By 提供写真
 将棋の藤井聡太棋聖(21)=王将含む8冠=に山崎隆之八段(43)が挑む第95期棋聖戦5番勝負第1局は6日、千葉県木更津市の「龍宮城スパホテル三日月」で始まり、正午からの昼食休憩までに39手進んだ。振り駒の結果、先手は山崎になり戦型はその得意戦法・相掛かり。後手の藤井も受けて立った。
 両者の対局は3度目で過去1勝1敗。前回対局は21年7月で、その竜王戦決勝トーナメントと8手目まで先後も同じ進行になった。
 初対局の18年9月の王位戦予選は後手山崎が角換わりを制し、前回も後手藤井が勝利。今回と同じ相掛かりだった前回は9手目、山崎が9筋の端歩を突いたが、今回は1筋の端歩を突いて違う将棋になった。

 そして昼食休憩直前、独創的棋風で知られる山崎から「らしい」37手目が飛び出した。王を中住まいに構えた山崎が7筋の歩を5段目へ突き出した。藤井が活用を図りたい左桂の跳躍を未然に牽制するようなジャブ。伸びすぎた歩は逆にターゲットにされて取られかねないが、意に介さないのが山崎流というところだろうか。

 持ち時間4時間から山崎が1時間13分、藤井は1時間28分消費した。昼食メニューは山崎が木更津名物あさりカレーとミニサラダ、紅茶。藤井ははかりめ丼(穴子丼)とウーロン茶。対局は午後1時再開される。

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