デビュー30年で映画初主演の56歳個性派俳優 生まれ育った亀戸舞台に感無量「あきらめの悪さと…」
2024年06月06日 07:30
芸能
![デビュー30年で映画初主演の56歳個性派俳優 生まれ育った亀戸舞台に感無量「あきらめの悪さと…」](/entertainment/news/2024/06/05/jpeg/20240605s00041000707000p_view.webp)
井上竜太監督は、映画「夜明けのすべて」(第74回ベルリン国際映画祭出品、北京国際映画祭・最優秀芸術貢献賞)や大ヒット映画「植物図鑑~運命の恋ひろいました」人気ドラマシリーズ「三匹のおっさん」を手掛けるなど長年ドラマ・映画でプロデューサーとして第一線で活躍。「Good Dreams」は、古川雄輝、竜星涼ダブル主演で2020年9月に公開した「リスタートはただいまのあとで」に続く監督作品となった。
渡辺は「役者なら誰もが夢見る、いつか主演に抜擢されたら…そんなことを思い、役者を始めて早30年が経過しました。あきらめの悪さと、夢は叶うんだ!という意地にも似た執着心。ただ一つ“Never Too Late(人生に遅過ぎるということはない)”という言葉を信じ、歩いてきました」と自身の俳優人生を振り返り「56歳で初めての主演映画、主人公の滝本隆二郎は一人の女性の為に奔走し、そして自分の意志を貫きました。俳優として、人として間違っていなかったのか…誰もが人生に正解を求めるけど、その答えの先にあるものは…御覧頂いた方に一つでも納得出来る場面があれば感無量です」としみじみコメントしている。
これに対し、プライベートで渡辺と20年以上の親交があるという井上監督は「役者・渡辺隆二郎(りゅうちゃん)という男と、亀戸という街に魅了され、いつか彼が主演で、亀戸を舞台にした映画を監督したいと思ってきた。その話をりゅうちゃんにしたら“売れない中年の役者が主演。そんな夢みたいな事が実現したら、奇跡だな”とつぶやいた。あきらめなければ夢は叶う」とし「りゅうちゃんを当て書きしたシナリオは、まさに、彼の生きざまを映し出している。なぜ、彼に魅了されたのか、この映画を見たら、わかるはず。皆、りゅうちゃんを好きになると思う」と思いを述べた。