宮澤エマ 役者として「もう干されるのかな」不安も 揺らがず「真摯にお芝居」菊田一夫演劇賞で演劇賞

2024年06月06日 12:12

芸能

宮澤エマ 役者として「もう干されるのかな」不安も 揺らがず「真摯にお芝居」菊田一夫演劇賞で演劇賞
演劇賞を受賞した宮澤エマ(撮影・小渕 日向子) Photo By スポニチ
 女優の宮澤エマ(35)が6日、都内で「第49回菊田一夫演劇賞」の授賞式に出席した。
 演劇の発展のための一助として、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家らを表彰する賞。2007年にピュリツァー賞を受賞した戯曲「ラビット・ホール」のベッカ役、三谷幸喜監督が大河ドラマ「鎌倉殿の13人」以来、久しぶりの新作書き起こした舞台「オデッサ」での警部役の演技に対して「演劇賞」が贈られた。

 華やかな着物姿で登場し「このような賞を頂いて心から感謝しております」とあいさつ。

 初舞台から10年目を迎えた2023年。初の主演舞台をつかみ取った。宮澤にとってこれまでの10年間は「恵まれたご縁と作品とカンパニーがあってからこそ今野自分があるというのをヒシヒシと感じている」と振り返った。

 米国人の父と日本人の母を持つ宮澤は、幼少期からバイリンガルになるための教育を受けてきたという。役者人生で「日本の劇を英語出やるにはどれだけ課題が多いか」と痛感し、悔しさを感じることも。「言いたいことを言って、今後二度と呼ばれないとしても後悔がないようにしよう」という強い覚悟を持って、「オデッサ」では英語監修も行った。

 その努力が実を結んだ。結果が出ないと「もう干されてるのかな」と不安にさいなまれた時期もあったというが、「ホッとしている」とほほ笑んだ。

 栄誉ある本賞受賞に「父、母、そして家族があってこそだと思っている」と周囲の支えに感謝。今後も「言葉を大事に大切に。真摯にお芝居を伝えていけたらなと思っております」と飛躍を誓った。

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