第95期棋聖戦第1局始まる 藤井聡太棋聖はふわり、山崎隆之八段はギラギラ… 戦型は相掛かりへ

2024年06月06日 10:43

芸能

第95期棋聖戦第1局始まる 藤井聡太棋聖はふわり、山崎隆之八段はギラギラ… 戦型は相掛かりへ
第95期棋聖戦に臨む藤井聡太棋聖=王将を含む8冠=(右)と挑戦者の山崎隆之八段(左) (提供・日本将棋連盟)                                Photo By 提供写真
 将棋の藤井聡太棋聖(21)=王将含む8冠=が、山崎隆之八段(43)の挑戦を受ける第95期棋聖戦5番勝負の第1局が6日午前9時、千葉県木更津市の「龍宮城スパホテル三日月」で始まった。
 午前8時45分、山崎が「おはようございます」とあいさつし対局室入り。灰色の和服に黒の羽織を重ねたシックな装いで現れ、着席すると何度か深く息をつく。手を組み、目をつむって集中を高めた。その後、50分に藤井が登場。淡い緑の和服とベージュの羽織の爽やかな組み合わせを着こなし、落ち着いた様子でデジタル時計や扇子を手元に用意した。

 9時になり立会人の深浦康市九段(52)が号令し、対局開始。先手の山崎はギラついた目つきで盤、そして藤井を約1分間にらみつけた。静寂の中、駒音高く初手を着手。対する藤井はお茶を飲み、ふわりとした手つきで2手目を指した。その後互いに飛車先の歩を突き合い、戦型は相掛かりとなった。

 今シリーズは5連覇で自身初の永世称号「永世棋聖」の資格獲得を目指す藤井と、約15年ぶり2度目のタイトル挑戦で初戴冠を狙う山崎の対戦。前日5日の前夜祭では、独創的な指し回しを得意とする山崎に対し、藤井は「未知の局面での対応力や判断力が問われる」と意気込み。山崎は「少しでも食らいついてチャンスを」と気合十分で本局に挑む。

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