古市憲寿氏 過去最低の出生率1・20に「根っこに安心して子どもを産めないという気持ち…1番の大問題」
2024年06月06日 10:47
芸能
これまでの出生率の最低は05年と22年の1・26だった。人口の維持に必要とされる出生率は2・07。今後の出生数に影響する婚姻数は90年ぶりに50万組を割り、前年比3万213組減の47万4717組で戦後最少。24年の出生数は70万人を下回る可能性がある。
古市氏は「いまだに結婚したいですか、したくないですかって聞くと、独身者の8、9割は“したい”となる調査が多い。結婚した夫婦は、子供何人欲しいですかって聞くと、“2人とか3人”って答える人がまだまだいるんですよ」と言い、「だから本当だったら結婚もしたいし、子供も欲しい人がまだまだいるはずなんですね」と推察した。
そのうえで「でも根っこに安心して子供を産めないという気持ちが多いと思うんですね」とし、「この社会で子供を産んでも、20年後30年後どうしようっていう不安がどうしてもある」と指摘した。
そして、「これは本当に大問題で、日本の1番の大問題と言ってもいいと思う。この合計特殊出生率は、一般的に2・07を切ると人口が減っていくと言われている。だから今は1・20ということですから半減なわけですよ。全国の都道府県どこ見ても2を超えている所はないわけですね。考えてみると、日本の先行きどうなるんだろうと心配になる数字」と自身の考えを話した。