「虎に翼」衝撃ラスト15秒 花岡餓死…寅子&ネット絶句「え?」「あのお弁当(泣)」史実展開に悲しみ

2024年06月07日 08:15

芸能

「虎に翼」衝撃ラスト15秒 花岡餓死…寅子&ネット絶句「え?」「あのお弁当(泣)」史実展開に悲しみ
NHK連続テレビ小説「虎に翼」第49話。またランチを共にしようと佐田寅子(伊藤沙莉)と約束した花岡悟(岩田剛典)だったが…番組公式インスタグラム(@asadora_ak_nhk)から
 女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は7日、第50話が放送され、明律大学時代の同級生・花岡悟(岩田剛典)の訃報が主人公・佐田寅子に伝えられた。
 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。

 第50話は、穂高重親(小林薫)は法の道へ導いて不幸にしたと猪爪寅子(伊藤沙莉)に謝罪。家庭教師の仕事を持ち掛けた。寅子は家制度が変わることに反対の神保衛彦(木場勝己)と議論。民法を多くの人に知ってもらうため、猪爪はる(石田ゆり子)と猪爪花江(森田望智)にも意見を聞き、新たなヒントを得る…という展開。

 寅子「私は好きでここに戻ってきた。戦争や挫折で色々と変わってはしまったけれど、でも、私は好きでここに来たんです。それが、私なんです。だから、ご厚意だけ受け取っておきます。失礼します」

 穂高「私はまた、何か問題を起こしたかね」

 桂場等一郎(松山ケンイチ)「いいや、ある意味、背中を押してやれたんじゃないですかね」

 高ぶる寅子を、佐田優三(仲野太賀)が「トラちゃん、落ち着いて。深呼吸」と鎮めた。

 休憩後の民法改正審議会。寅子は意見を述べた。

 「今も昔も思っております。個人としての尊厳を失うことで(家制度に)守られても、あけすけに申せば、大きなお世話であると」「名字一つで何もかもが変わるだなんて、悲しすぎます。私たちは、多くのものを失ったのですから。憲法にある通り、より良く生きていくことに、不断の努力を惜しまずにいきませんか」

 紆余曲折を経て、1947年(昭和22年)7月、民法改正案は国会に提出(12月に成立)。10月、寅子はランチ。花岡悟(岩田剛典)は現れない。職場に戻ると、室内は夜のように暗い。寅子が「どうしたの」と聞くと、小橋浩之(名村辰)は「花岡が死んだ」――。寅子は「えっ」と絶句した。

 次週予告には「判事がヤミを拒み」「栄養失調で死亡」「遺した日誌で明るみ」の見出しで花岡の訃報を伝える新聞記事。花岡は第49話(6月6日)、桂場に「人としての正しさと、司法としての正しさが、ここまで乖離していくとは思いもしませんでした。でもこれが、俺たちの仕事ですもんね」。インターネット上には心配の声が上がっていた。

 花岡役のモチーフとみられるのは、1946年(昭和21年)に経済犯専任裁判官となり、主に食糧管理法違反の事案を担当した佐賀出身の裁判官・山口良忠(敬称略)。法を遵守し、闇米を拒否。1947年(昭和22年)10月、栄養失調に伴う肺結核により33歳で亡くなった。史実ベースの展開となった。

 衝撃のラスト約15秒から次週予告。SNS上には「え?花岡さん?」「最後に衝撃、無理…」「花岡さん…やはり栄養失調。生きていくためと法の番人との板挟みの結果か」「あのお弁当、伏線だったの…(泣)」「サディーが調子を取り戻して一件落着と思いきや…花岡」などの声。視聴者は悲しみに包まれた。

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