門倉有希さん死去 波乱人生 恋人から監禁で“失踪”ヒット曲「ノラ」ハスキーボイスで魅了
2024年06月07日 15:43
芸能
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その“失踪”の経緯について門倉さんは、2016年放送のTBS系「爆報!THEフライデー」でデビュー前から交際していた恋人からの「監禁」「洗脳」があったと明かしていた。恋人は束縛を強め、次第に暴力へと発展。歌謡イベントに出演する日には「仕事には行くな、行くなら殺してやる」と包丁を振りかざしたという。門倉さんは男の不在時を狙ってマンションから逃走した。
その後は、週刊誌などのバッシングで芸能界から追われ、拒食症に苦しむ日々。その時心の支えとなったのは、以前は捨てられていたという愛猫リボンだった。「泣いていると涙をなめてくれたり…親友のような存在でした」と振り返っていた。
96年にNHK新人歌謡コンテストで「女の漁歌」を歌い、グランプリを受賞。その年に「第47回NHK紅白歌合戦」に初出場した。98年に発表された「ノラ」の売上は80万枚を超え、現在もカラオケランキングの上位をキープするロングヒットとなっている。
独特のハスキーボイスで人気を集めた。波乱万丈の人生を歩んだ門倉さんの切なくも力強い歌声は、多くの人の胸に響いている。