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桜井つぐみ「最高です」今大会16個目の“メモリアル”金メダル!04年アテネの海外開催五輪最多に並んだ

2024年08月10日 05:08

レスリング

桜井つぐみ「最高です」今大会16個目の“メモリアル”金メダル!04年アテネの海外開催五輪最多に並んだ
<パリ五輪 レスリング>女子57キロ級決勝、金メダルを獲得し、父・優史さん(左)と育英大・柳川監督(右)と抱き合う桜井つぐみ(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【パリ五輪第15日 レスリング ( 2024年8月9日    シャンドマルス・アリーナ )】 女子57キロ級の桜井つぐみ(22=育英大助手)が9日、決勝でアナスタシア・ニキタ(モルドバ)を6―0で下し、初五輪で悲願の金メダルを獲得した。これで今大会の日本レスリング勢が獲得した金メダルは文田、日下、藤波、樋口に続き5個目。64、21年東京五輪に並ぶ1大会最多に並んだ。
 また、この日はレスリングで樋口黎(28=ミキハウス)が、新競技ブレイキンで湯浅亜実(25=ダンサー名・AMI)が金メダルを獲得。時間的に大会第15日の“大トリ”となった桜井が、今大会16個目の金メダルに。これで、金メダル獲得数は2004年アテネ大会に並んで海外開催の五輪では最多となった。

 鋭い眼光で相手の動きを見極め、そして隙あらば高速タックルで追い込む。歓喜の桜井は試合後「いろんな人に支えられてここまで来ることができて優勝することができて本当に良かったです。(監督と父からは)本当に良くやったって言ってくれて…このオリンピックのためにたくさんの時間を犠牲にして自分たちのために厳しい練習も厳しいことも言ってくれて…やってきて良かったなと思いました。やってきたことを出すだけだと思ってやりました。(景色は)本当に最高です」とニッコリ。マットを下り、重圧から解放され、22歳の笑顔に戻っていた。

 ◇桜井 つぐみ(さくらい・つぐみ)2001年(平13)9月3日生まれ、高知県出身の22歳。高知南高、育英大を経て、今年4月から育英大助手。父が開設した高知クラブで3歳から競技を開始。中学校時代は全国中学校大会を3連覇。大学1年だった20年の全日本選手権を初めて制すと、世界選手権では21年は非五輪階級の55キロ級を、22、23年は57キロ級を制して3連覇を達成した。家族は父・優史氏、母・美佳さんと妹2人。

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