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立教池袋・林 侍魂で完投!元U12W代表 気温36.5度、足つっても155球

2023年07月11日 05:00

野球

立教池袋・林 侍魂で完投!元U12W代表 気温36.5度、足つっても155球
<立教池袋・雪谷>9回完投の林 京乃佑 Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権東東京大会2回戦   立教池袋5―4都雪谷 ( 2023年7月10日    神宮 )】 汗がほとばしっていた。気温36・5度の猛暑日の神宮のマウンド。立教池袋のエース右腕・林京乃佑(きょうのすけ・2年)は、力を振り絞った。9回2死一塁。最後の打者を155球目で遊ゴロに打ち取ると、勝利の雄叫びをスタンドに響かせた。
 「ストレートは走っていた。困った時はストレートが一番頼りになる。一番キツかったのは暑さでした」

 太陽光を反射する人工芝の熱気。5回には足がつるハプニングもあった。万全ではない中でも「侍魂」を胸に腕を振り続けた。失点は5連打を浴びた6回の4失点のみ。「連打された時にどういうふうに乗り越えて投げられるかが大事」と8個のゼロを並べ、4失点完投で都立の強豪・都雪谷撃破に貢献した。

 19年に台湾で行われたU12W杯では日本代表として日の丸を背負い、投手兼内野手として準優勝に貢献した。憧れの選手はエンゼルス・大谷。3月のWBCで侍ジャパンを14年ぶりの世界一に導いた二刀流のように、高校野球でも日の丸を背負った侍が熱投でチームの21年以来2年ぶりの夏勝利に導いた。

 次戦は中4日で都広尾との3回戦。「今日課題が明らかになった。夏は暑くなるが負けずに行きたい」。2年生エースのハートは真夏の太陽にも負けないくらい、ギラギラと燃えていた。(高橋 佳寿)

 ◇林 京乃佑(はやし・きょうのすけ)2007年(平19)2月24日生まれ、東京都出身の16歳。6歳から野球を始め、富谷小ではジャパンキングスでプレーし、侍ジャパンU12日本代表に選出。立教池袋中では東京城南ボーイズに所属。1メートル78、77キロ。右投げ右打ち。

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