大谷尽くしの球宴、メディアセッションで両リーグの選手たちへの質問も異例「大谷の値段は?」

2023年07月11日 11:55

野球

大谷尽くしの球宴、メディアセッションで両リーグの選手たちへの質問も異例「大谷の値段は?」
オールスター戦前日会見に臨む大谷(撮影・柳原 直之) Photo By スポニチ
 今回のオールスターゲームの主役は大谷翔平。二刀流で現在世界最高の選手であるだけでなく、このオフにFAとなり、史上最大の大型契約を結ぶことが確実視されているからだ。
 そこで恒例のメディアセッションでも、記者たちが他の選手たちに「大谷の値段は?」と聞く異例の事態になっている。AP通信が10日(日本時間11日)に報じている。ロイヤルズのサルバドール・ぺレス捕手とブルージェイズのジョーダン・ロマノ投手は「6億ドル(846・7億円)」と提案している。オリオールズのオースティン・ヘイズ外野手は「払えるだけ全部払う」と言う。ブレーブスのショーン・マーフィー捕手は「大谷はたくさんのお金を手にするし、それに値する。彼のような選手は他にいない。もし自分が彼を獲得しなければならない立場だったらどうするかはわからないけどね」と首を振る。

 ドジャースのフレディ・フリーマン内野手は「大谷はユニコーン。彼の価値は数値化しようがない」と答える。「彼ができることを見るたびに驚いている。打者で毎日あれだけの数字を残すのにどれだけハードワークを積み、準備しないといけないかは私にはわかる。その上で大谷は5日に1度投手として登板している。理解できない。そんな彼にどうすれば正しい値段を付けられるのか?」。フィリーズのクレイグ・キンブレル投手は「メジャーに現れた時、多くの人が大谷はどちらか一つに絞るべきだと言っていた。それが今二刀流で成功している。特別な選手だ。ただこれから先どれくらい同じことを続けられるのか?でも現時点では両方でベストの選手だし、見ていて楽しい」と評価する。

 ドジャースのウィル・スミス捕手は「二刀流で大谷のやっていることは信じられないけど、年々さらにすごくなっていっているように見える。それは自分にとってもっと信じられないことなんだ」と目を丸くする。

 「6億ドル」、「払えるだけ払う」、「ユニコーンに値段は付けられない」、「年々さらにすごくなっている」という現場の選手の肉声。果たして大谷に付ける正しい値段はいくらなのか?明らかなのは、マイク・トラウトの12年総額4億2650万ドルも、アーロン・ジャッジの9年総額3億6000万ドルも、大谷の前ではかすんでしまうということだ。

おすすめテーマ

2023年07月11日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム