巨人・山崎伊織「次はしっかり投げ切れるように」 プロ初完投、初完封にあと4人で交代も6勝目

2023年07月11日 21:34

野球

巨人・山崎伊織「次はしっかり投げ切れるように」 プロ初完投、初完封にあと4人で交代も6勝目
<巨・広>6勝目の山崎伊 (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人4―0広島 ( 2023年7月11日    東京D )】 巨人の3年目右腕、山崎伊織投手(24)が広島戦(東京D)に先発登板。プロ初完投&初完封こそ逃したものの8回途中5安打無失点と好投し、自己新となるシーズン6勝目(2敗)をマークした。
 味方打線が防御率1点台の相手先発左腕・床田に対して中田翔、秋広、丸と5回までにソロアーチ3本で着実に加点するなか、着々とイニングを重ね、スコアボードにゼロを並べた。本拠・東京ドームでは今季4度目のマウンドで待望の初勝利だった。

 試合後のお立ち台。「前に投げた時、広島には負けてたんで。きょうは先制点を取られないことと、また打者1巡目しっかり抑えて、そこから1人1人アウトを取っていこうと思って投げてました」と振り返った山崎伊。試合前までリーグ2位の防御率1・73を誇り、7勝をマークしていた床田に投げ勝つ形となったが「先制点を本当に取られないことが大事だと思っていたんで、そこまで意識はしてないんですけど、集中して投げることができました」と胸を張った。

 7回まで散発4安打無失点で97球。その裏の攻撃では1死一塁でそのまま打席に入り、8回も続投した。プロ初完投、初完封も見えてきたが、8回2死一塁の場面で原辰徳監督(64)がベンチを出てマウンドへ。

 指揮官のその姿に山崎伊の口は“わーお”と動いたように見えたが、その時の心境を聞かれると「中継ぎの方…。やっぱ(6連戦初戦の)火曜日だったんで、1イニングでも長く先発ピッチャーが投げることが大事だと思ってたんですけど。次はしっかり投げ切れるように…頑張りますっ!」と声に力をこめた。

 味方打線の援護については「先制点を取っていただけたんで。あと本当に守備の方に助けてもらいながら。大城さんに引っ張ってもらって投げぬくことができました、はい」。連打は一度もなかったが「きょうはちょっとストレートがシュート回転したり、反省するところも多かったんですけど。勝負どころでしっかり低めに投げ切ったり、本当に何度も守備の方に助けていただけたんで投げ切ることができたと思います」と感謝した。

 次こそはプロ初完投、初完封へ。ファンへのメッセージを求められると「次。9イニング投げれるように頑張りま~す!」と声を張り上げ、3位広島と0・5ゲーム差となったことには「あしたも頑張りましょう!はい!」と呼びかけていた。

おすすめテーマ

2023年07月11日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム