楽天・田中将大 日米通算195勝目で初の「0三振勝利投手」に 球団は初の6戦連続先発勝利

2023年07月11日 21:24

野球

楽天・田中将大 日米通算195勝目で初の「0三振勝利投手」に 球団は初の6戦連続先発勝利
<日・楽>5回、郡司を遊併殺に打ち取り雄叫びをあげる田中将(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   楽天3―2日本ハム ( 2023年7月11日    エスコンF )】 楽天の田中将大投手(34)が11日の日本ハム戦(エスコンフィールド)に先発し、7回を9安打2失点の粘投で今季5勝目、日米通算195勝目を手にし、チームを6連勝に導いた。
 初回、2回と走者を出しながら無失点で立ち上がった田中将は3回に先制点を許した。1死一、二塁から松本剛に低めのスプリットを左前に運ばれる。続くピンチは清宮を右直に打ち取り、フルカウントでスタートを切っていた走者が戻れずに併殺で切り抜けた。

 粘りの投球に打線は1点を追う展開となった4回に無死満塁から伊藤裕の中犠飛で同点。さらに5回には1死二塁から小郷が右中間へ勝ち越し4号2ランを放って援護した。

 田中は5回に松本剛に2本目の適時打を打たれ、1点を失ったが、7回までリードを保って、救援陣にバトンを渡した。9安打をされながら、球数85球にまとめた。対戦した打者29人に対して三振は0。田中が三振0のまま降板するのはメジャーで2試合あるがいずれも勝利はつかなかった。日米通算195勝目で初の「0三振勝利投手」となった。バックも田中をもり立てた。

 田中は前回4日のオリックス戦(東京ドーム)では、4回11安打、国内自己ワーストとなる9失点で5敗目を喫した。初回だけで5失点は自身初で、押し出し四球は12年ぶり、満弾被弾はNPBでは13年ぶりだった。登板間には2度ブルペン入りし、投球フォームも微調整してきた。

 チームは翌5日から5連勝中で「僕が負けて、そこから連勝が続いている。僕もしっかり続けるように」と必勝期したマウンド。田中も勝利投手で続き、球団としては初の6試合連続先発勝利となった。

 ▼田中将 (投球を振り返って)全然駄目でした。(小郷の決勝弾は)本当に頼もしい選手がたくさんいる。最高の結果になった。何とか最後の方は粘って抑えることはできたので、次にはつながるかなと思います。チームとしては1点差のゲームを勝ち切ることができたのはすごく大きいなと思います。今、一番雰囲気もいいですし、勢いもあると思うので、残りオールスターブレーク前まで、しっかりと突っ走っていきたい。(北海道での勝利に)いつも北海道に来て、みなさんから温かい声援をいただけるのは僕自身すごくうれしいですし、プロ入りしてからもずっと変わらず声援をいただけて、本当に幸せだなと思います。

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