9回2死で継続試合になった一戦 門司大翔館が逃げ切り勝ち

2023年07月11日 11:43

野球

9回2死で継続試合になった一戦 門司大翔館が逃げ切り勝ち
高校野球福岡大会<育徳館・門司大翔館>9回2死三塁からの継続試合で勝利し校歌を歌う門司大翔館ナイン(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権福岡大会・2回戦   門司大翔館3―2育徳館 ( 2023年7月11日    光陵グリーン )】 7月7日の対戦で育徳館が9回に1点差に詰め寄り、2死三塁で雨天のため継続試合になった。8日、9日、10日と雨天中止だった一戦が行われ、門司大翔館が3―2で逃げ切って3回戦進出を決めた。
 晴天の光陵グリーンには、7日に先発したエースの中村翔輝ではなく、背番号10の公文活樹が上がった。相手の4番打者相手に今春までは背番号1だった右腕は「全力でやるしかない」と燃えた。

4球目のカーブで打ち取って一ゴロで試合終了。わずか1分17秒で決着がついた。「うわっ!という気持ちだった」と喜びを爆発。5日間分の思いを込めて校歌を全員で元気に歌った。

 松本大輔監督は9日に公文に先発を伝えた。「どうなっても構わん。すべては自分の責任だ」と送り出した。エースの中村が球筋を見せていたこと、春まで背番号1をつけていたことに期待した。「僕たちでも緊張する中で、よく打ち勝ってくれた。捕手も恐れずに変化球を投げてくれた」とねぎらった。“4日間”に渡る戦いを終え「最長試合じゃないですかね。97時間ぐらいしたので」と苦笑い。「むちゃくちゃ難しかったし、僕もすごい勉強になりました。ベンチの出られない3年生が一生懸命声を出してくれていた。そういう姿を見れて良かった」と語った。

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