名将が認めた「美白王子」の打撃「いい打者は“ぐしゃ”っていうんだ」

2023年09月02日 08:00

野球

名将が認めた「美白王子」の打撃「いい打者は“ぐしゃ”っていうんだ」
U18日本代表の慶応・丸田 Photo By スポニチ
 こりゃ、野球好きのお姉様方が放っておかないだろう。色白でイケメン。実際に「美白王子」に初めて会うと、まさに呼び名の通りだった。8月26日。都内の駒大グラウンドで行われたU18高校日本代表と駒大の練習試合を取材した。お目当ては慶応・丸田湊斗外野手(3年)。残暑厳しい1日だったが、彼の周囲は涼やかな風が吹いているようだった。
 107年ぶりに夏の甲子園で優勝を果たした慶応の1番打者。仙台育英との決勝では初回に「決勝初」の先頭打者本塁打を放ち、一躍ヒーローになった。慶応から唯一選ばれた代表メンバー。自分は甲子園はテレビで見ていただけだが、実際に本人に会って取材してみると色の白さと爽やかな笑顔、そして明るくハキハキと話す姿にすっかり魅了された。

 その日はやや曇り空。それでも試合後に聞いてみた。「今日は日焼け止め、塗ってる?」。答えはもちろん「塗ってます」だった。紫外線は美白の大敵。おじさん記者が高校生の頃は日焼け止めなど見たことも、もちろん塗ったこともなかったが、令和の今は違うのだ。丸田君、これからも美白のお肌を大事にしてね。

 「美白王子」「プリンス」などと話題になったが、野球の実力も折り紙付きだ。U18高校日本代表を率いる名将・馬淵史郎監督(明徳義塾)は「(野手の中で)丸田が一番いいかもしれない」とし、「バットに(ボールが)当たった時の音が違う。カキーン、じゃない。いい打者は“ぐしゃ”っていうんだ」と評した。さらに「色が白いなあ」と言うのも忘れなかった。

 U18高校日本代表は、台湾・台北で開催中の「U18ワールドカップ」に出場中。初戦だった1日のスペイン戦で丸田は「3番・中堅」で出場し、2回に中前適時打を放つなど活躍した。素顔は「ヒゲダン(Official髭男dism)が好き。勝負曲はオーソドックスですけど『宿命』です」という18歳の高校生。台湾にも丸田を応援する「丸田ガールズ」が出現したという。お姉様方と一緒におじさん記者も今後の活躍を見守りたい。(記者コラム・鈴木 勝巳)

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