前回悪夢2被弾の阪神・岩崎「もう失敗できない」の零封リスタート ブルペンリーダー裏では歓迎会主催

2023年09月02日 06:30

野球

前回悪夢2被弾の阪神・岩崎「もう失敗できない」の零封リスタート ブルペンリーダー裏では歓迎会主催
<ヤ・神>岩崎に言葉をかける岡田監督(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神4-2ヤクルト ( 2023年9月1日    神宮 )】 クローザーたるゆえんを背番号13が示した。2点優勢の9回。阪神・岩崎はいつも通り、表情を変えることなく“仕事場”に足を踏み入れると、あっという間に試合を締めくくった。オスナ、長岡をともに2球で仕留めると、最後は代打・川端を二ゴロに打ち取って今季27セーブ目。ナインとハイタッチを交わすと、早々と帰路を急いだ。
 「もう失敗できないと思っているんで。しっかり勝てたんで」

 悪夢を引きずることはなかった。前回8月29日のDeNA戦(甲子園)は2点優勢の9回に佐野に同点2ラン、牧に勝ち越しソロと2者連続アーチを浴びて救援失敗。2カ月にわたって継続していた連続試合無失点も「23」で止まった。チームも、個人も受けたショックは確かに大きい。ただ、日頃から「もう終わったこと」と切り替える男。その言葉をこの夜、マウンドでしっかりと体現した。

 グラウンド外では8月の広島遠征で新加入のブルワーの“歓迎会”を主催。「やりやすい環境にしてあげるのも自分たちの仕事」とブルペンのリーダーとしての自覚も強い。

 「一試合、一試合頑張りたい。(9月に入って)より一層、頑張りたい」。短い言葉、繰り返した「頑張りたい」に岩崎は決意を込めた。(遠藤 礼)

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