ピッチクロックはじめ今季から導入の新ルールは、ポストシーズンでも同様に採用

2023年09月02日 07:51

野球

 MLB機構はピッチクロックはじめ、今季から導入された新ルールをポストシーズンでも同じように採用すると決めた。複数の米メディアが1日(日本時間2日)に報じている。
 ピッチタイマーで平均の試合時間は22年の3時間4分から23年は2時間39分と25分も短くなった。走者がいない時は15秒、走者がいる時は20秒で投げ始めないといけないが、それらは十分な時間であり、投手はそれぞれ平均で残り6・5秒、7・4秒の時点で投球モーションをスタートさせている。

 開幕直後最初の100試合では慣れないために、1試合平均0・87回のピッチクロック違反があったが、直近の100試合については0・24回と激減している。

 ここまで65%の試合で違反がゼロだったが、8月25日は今季初めて開催された全試合で違反がなかった。メッツの千賀滉大投手がエンゼルス戦で大谷翔平選手と対決した日だった。

 一部にポストシーズンだけは、ピッチクロックなしで、選手を急かすことなくプレーさせるべきと意見する人もいた。しかし、今季はスムーズに試合が進んだことで、ファンのウケもよく、観客動員の増加にもつながった。

 MLB機構は、ポストシーズンだからといってペースを遅くするのはおかしいとして、この判断を下している。

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