5季ぶり1部復帰の東洋大が白星発進 最速158キロ左腕・細野は発熱も投手陣が奮起

2023年09月02日 20:06

野球

5季ぶり1部復帰の東洋大が白星発進 最速158キロ左腕・細野は発熱も投手陣が奮起
<東洋大・亜大>ウイニングボールを手にする井上大監督(中央)と好投した野沢(左)と加藤慶(撮影・村井 樹) Photo By スポニチ
 【東都大学野球1部リーグ・第1週第1日   東洋大2―1亜大 ( 2023年9月2日    松山 )】 21年春以来5季ぶりの1部復帰戦を白星で飾った東洋大。1部初勝利のウイニングボールを贈られた井上大監督は「試合内容通りしんどかったが、投手中心によく粘ってくれた」と称えた。
 緊急事態をもう一人の左腕が勝利へ導いた。最速158キロ左腕・細野晴希(4年=東亜学園)ではなく開幕戦のマウンドに立ったのは野沢秀伍(4年=龍谷大平安)。細野が体調不良で、急きょの先発となったが6回2/3を投げて8安打1失点と好投。6回以外は毎回走者を出しながらも要所を締める投球で1部では初勝利をつかみ「打たれたが、結果的にゼロで抑えられたので良かった」と喜んだ。

 7回は1点差とされなおも2死二塁のピンチだったが、2番手として送られた愛媛県松山市出身のサイド右腕・加藤慶大(3年=龍谷大平安)が見事に火消しに成功。「ああいう場面で投げることは今までも多かったのでいつも通り投げられました。地元の友達に見せることができて良かった」と自然と笑みがこぼれた。

 細野は試合当日に39・3度を発熱し、診断結果はインフルエンザ。今カードの登板は回避せざるを得ないが指揮官は「うちは細野だけじゃないよと。他にもピッチャーたくさんいます」と、一致団結しての勝ち点奪取を誓った。(村井 樹)

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