来秋ドラフト上位候補の関大・金丸夢斗が11奪三振で完封 自己最速へあと2キロに迫る151キロを連発

2023年09月02日 17:54

野球

来秋ドラフト上位候補の関大・金丸夢斗が11奪三振で完封 自己最速へあと2キロに迫る151キロを連発
<同大・関大>先発で最後まで投げきった関大・金丸(撮影・中辻 颯太) Photo By スポニチ
 【関西学生野球秋季リーグ 第1節1回戦   関大1―0同大 ( 2023年9月2日    わかさスタジアム京都 )】 関大の最速153キロ左腕・金丸夢斗投手(3年)が11三振を奪い、リーグ戦通算4度目の完封をマークした。
 「回を進めるたびに感覚を取り戻せた。初回は緊張して良くなかったが修正できた。ヒットを打たれながらも、球数は少なくできたと思う」

 初回に2安打と四球で招いた1死満塁を2者連続三振で切り抜けると、球場表示で最速151キロの直球を連発して凡打の山を築いた。9安打を浴び、回の先頭を5度も出したが、要所でギアを上げホームを踏ませず。7回に敵失で挙げた1点を、112球で守り切った。

 春季リーグ戦で右膝を故障。1カ所に負担がかからないように意識し、体の芯から力を出せるようなトレーニングに励んできた。この日は終盤になっても球威が衰えず、7回2死三塁では内角の151キロで見逃し三振。最後の打者は高めの148キロで空振り三振に斬った。

 視察した巨人の桜井俊貴スカウトは「ケガをしている間に、しっかりトレーニングをしてきたのがわかる。平均球速も上がっている感じ。このままいけば、来年のドラフト1位候補」と評価した。

 早瀬万豊監督が今季限りでの勇退を表明して臨むシーズン。金丸は「僕たちにできることは日本一になること。監督が日本一になれるように頑張りたい」と、恩師の花道を飾る意気込みを示した。

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