巨人・原監督が怒りの采配も「みんなの前で言うことではない」 12失点で内野手をマウンドへ

2023年09月02日 21:37

野球

巨人・原監督が怒りの采配も「みんなの前で言うことではない」 12失点で内野手をマウンドへ
<D・巨>8回に登板した北村拓(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人4―13DeNA ( 2023年9月2日    横浜 )】 巨人の原辰徳監督(65)がDeNA戦(横浜)で怒りの采配を見せた。
 4位からの逆転でクライマックスシリーズ(CS)進出を目指す巨人にとって3位のDeNAは直接対決の負けられない相手。だが、前日1日のカード初戦で9失点大敗を喫したのに続いて、この日も大量失点となった。

 中6日で先発マウンドに上がった横川がまさかの初回3失点KOとなると、そこから必死の継投に入る。

 2番手右腕・田中千が3回1失点(自責0)、3番手右腕・船迫が1回無失点と新人2投手がつなぐなか、6回には31歳の4番手左腕・高梨が登板2球目を関根に被弾し、この回途中にリリーフした5番手右腕・ビーディは登板初球を宮崎に2ラン被弾。さらに、7回にはこの日1軍再昇格となった6番手右腕・三上が昨季まで9年間所属した古巣相手に1死しか取れず5失点と7回までに大量12失点となった。

 3―12で迎えた8回、坂本の一発で1点返したが、その裏、巨人のマウンドに8番手として北村拓己内野手(28)が上がると、横浜スタジアムのスタンドは騒然。

 北村拓はプロ6年目でもちろん初登板だったが、1死を取ったあとで山本に左翼スタンドへ3号ソロを叩き込まれてさらに1点を失い、13失点目となった。

 なお、北村拓は直後の9回に入った打席で死球を受けるアクシデントも。最後はドラフト1位ルーキーの浅野が空振り三振に倒れてゲームセットとなった。

 なお、原監督は2020年8月6日の阪神戦(甲子園)では0―11で迎えた8回に6番手投手として増田大輝内野手をマウンドに送った“実績”がある。

 試合後、原監督は北村拓の登板について聞かれると「やっぱり4―3になった時点でね。なんというか、そこの3点だっけ?あれが重かったね。こういう状況にね。でもよく北村が台所事情というか、ピッチャー陣をね、助けてくれました。監督としてもね、ああいう練習はさせていないけれども、非常に感謝します」とまずはコメント。

 さらに、北村拓の登板で投手陣に感じてほしいことを問われると「まぁ、これは新聞等々で、みんなの前で言うことではないですね、ええ」としたうえで「まぁ、久しぶりに北村がリリーフピッチャーとして出て、初球にストライクを入れたというのは、久しぶりだね。うん。やっぱりそこはね。反省すべきところはあるんじゃないでしょうかね」と話すにとどまった。

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