オリックス・西川 移籍1号で3連敗阻止! 「いい感じにぶっ叩けました」「まさかホームランになるとは」

2024年04月29日 06:00

野球

オリックス・西川 移籍1号で3連敗阻止! 「いい感じにぶっ叩けました」「まさかホームランになるとは」
 6回オリックス無死、西川が右越えに本塁打を放つ=エスコンフィールド Photo By 共同
 【パ・リーグ   オリックス5―4日本ハム ( 2024年4月28日    エスコンF )】 オリックス・西川の移籍1号アーチが、チームの3連敗阻止と貯金1を呼び込んだ。2点を追う6回先頭で加藤貴から、今季26試合目、110打席目での一発。天才打者たるゆえんの技術が凝縮されたアーチだった。
 「いい感じに上からぶっ叩けました。まさかホームランになるとは思わなかったですけどね」

 肩の高さから入ってきたスライダーを上からかぶせるように叩き、“大根斬り”のようなスイングでスタンドイン。「今日に関しては練習から感覚的に良かった。いろいろ試して今日ハマったものがあった。毎日いろいろ変えながら、いいものがあればと」。日々の試行錯誤が実を結んだ本塁打で、2度の劣勢をはね返す逆転勝利への流れをつくった。

 「別にホームランは狙って打てるものじゃない。それよりヒット出んほうがむしゃくしゃする」

 試合前まで打率・218と低調な滑り出しでも、変えずに取り組んできた試合前の“習慣”がある。ティー打撃ではドリルの一環であらゆる高さのボールを打ち、打撃時の下半身の使い方を確認。この日打ったボールの高さも、「あそこを打とうとは思ってやっていない」としながらも毎日意識して練習から打ち込んでいた。さらには“面”で捉える意識を高めようと、打撃面が平たいクリケットバットでの練習も導入。「練習しかない」と、もがき抜いた。

 「だいぶ迷惑かけているので、何とか取り返せるようにしたい」

 眼光を鋭くした背番号7が、チームをさらなる上昇気流に乗せる。(阪井 日向)

 ○…西川(オ)が6回に移籍1号ソロ。シーズン110打席目(出場26試合目)は、広島時代の19年の119打席目(37試合目)に次ぐ2番目の遅さだが、19年はキャリアハイのシーズン16本を打っている。ちなみに昨季は40打席目(12試合目)に1号が出ているが、シーズンは9本だった。

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