早大の3年生エース・伊藤樹が明大を11回初完封 続投志願、小宮山悟監督「昭和の薫りが漂ってきた」

2024年04月29日 19:04

野球

早大の3年生エース・伊藤樹が明大を11回初完封 続投志願、小宮山悟監督「昭和の薫りが漂ってきた」
<早大・明大>延長11回完封勝利を決め、笑顔でガッツポーズする早大・伊藤樹(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【東京六大学野球春季リーグ戦第3週最終日 3回戦   早大5―0明大 ( 2024年4月29日    神宮 )】 早大のエース伊藤樹(3年=仙台育英)が延長11回、147球の魂のこもった投球で明大を完封、5季ぶりに同カードで勝ち点を奪った。
 9回まで打線が10安打を放ちながら明大の好守で得点できない嫌な流れを、伊藤が投球で断ち切った。

 「1回戦で(相手を)大きく見過ぎていて、きょうは割り切って落ちついて投げれました」と初完封を冷静に振り返った。この日は130球まで投げさせると伊藤に告げた小宮山悟監督が、球数を上回っても「行けます」というエースの心意気に「昭和の薫りが漂ってきた」と笑顔で続投指令。見事期待に応えて投げ切った。

 「タツキ(伊藤)は開幕から勝ちがつかずストレスもあった。きょうくらいの投球ができるのは分かったから、次もそれ以上の投球をしてほしい」と指揮官は安堵の表情。5季ぶりの勝ち点に「どこよりも勝ちたい相手。本当に勝てて良かった」と勝利を噛みしめて球場を後にした。

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