ロッテ 連敗7でストップ!小島が攻めの投球7回1失点「今日から連勝するぞと置き換えて投げた」

2024年04月29日 05:30

野球

ロッテ 連敗7でストップ!小島が攻めの投球7回1失点「今日から連勝するぞと置き換えて投げた」
<ロ・楽>「パワー」と声を合わせるポランコ(左)と小島(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ロッテ10―1楽天 ( 2024年4月28日    ZOZOマリン )】 エースのプラス思考が黒星街道を止めた。ロッテ・小島が直球を軸に攻めの投球で7回5安打1失点に抑え、チームの連敗を7でストップ。「自分が止める意識ではなく、今日から連勝するぞと自分の中で置き換えて投げたのが良かった」。5日以来となる今季2勝目に胸を張った。
 単打なら2本はOK。走者二塁でも次打者さえ封じれば失点しない。「点を取られてもいいからガツンといこう」。自らに圧をかけないテンポ抜群の無四球投球で、今季初の2桁得点の猛攻を呼び込んだ。試合前、角中に「5点お願いします」と頼んだら「1点でいいだろ」と返されたという。それが倍の援護点となり「ビックリしました」と笑わせた。

 プロ6年目。目先の勝敗に動じないメンタルがチームの最終順位を左右すると理解し始めた。「1年やったら打線が打てない時もあるし、投手が打たれる時もある。どちらか状態のいい人が踏ん張って頑張るしかない」。昨年9月にチームは7連敗し、小島もその間2敗を喫した。そこから立て直し、10月10日の楽天とのシーズン最終戦で7回無失点と好投し、2度目の2桁勝利をつかんだ。シーズンを乗り切るため、ネガティブ思考を捨てるすべを学んだ。

 「ストライク先行でシンプルにいい攻めをしてくれた」。吉井監督は左腕をねぎらいつつ「明日からしっかりやりたい」と表情を引き締めた。小島も同じだ。「いい形で抑えられたので続けていきたい」。まだ4月。借金3からの巻き返しへ、エースが先頭に立って引っ張っていく。(伊藤 幸男)

 ▼ロッテ・ポランコ(3回に先制右前適時打、5回にはリーグトップタイの5号ソロ)積極的にいくことだけを考え、いいスイングで打てた。パワー!

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