福岡大・栗林、ピンチ救って5連勝! 監督も信頼の“新守護神”「全力投球で抑えたい」 九州六大学野球

2024年04月29日 07:00

野球

福岡大・栗林、ピンチ救って5連勝! 監督も信頼の“新守護神”「全力投球で抑えたい」 九州六大学野球
九州六大学野球<久留米大・福岡大>1点差の8回1死二塁に救援、久留米大を無失点に抑えた福岡大・栗林 Photo By スポニチ
 【九州六大学野球   福岡大6―5久留米大 ( 2024年4月28日    小郡球場 )】 福岡大がリリーフ左腕、栗林斗輝投手(とうき、3年)の好投で1点差を逃げ切った。栗林は6―5と迫られた8回1死二塁に登板し、後続を断つと9回は3者凡退。1回2/3を無安打無失点で抑えきった。福岡大は無傷の5連勝。西南大は九大を9―1で下し、1敗(3勝1分け)を守った。
 ピンチを救う見事な火消しぶりだ。福岡大の左腕、栗林がチームに逃げ切り勝ちをもたらした。「先発陣がつないでくれた試合を抑えるのが僕の役目。今日も一人ずつ丁寧に打ち取ろうと思った」。中盤までの楽勝ムードが8回に連打と四球、内野の失策がらみの4失点で一変。1点差でなお1死二塁とされた場面で登板し1四球は許したが、以後9回まで5者連続で凡打に打ち取り、役目を果たした。

 福岡・沖学園高では右腕の水崎康平(現九産大)とダブルエースで3年夏は県大会5回戦まで進んだ。昨秋は10戦全勝優勝を懸けた西南大との大一番で1点差の9回に好救援したほか2勝をマーク。今季も20日の九国大戦で4―3の9回1死二塁から抑えきった。

 「ピンチでもひょうひょうとストライクが取れる。選手も栗林で負ければ仕方ないと思ってます」と堀壮太監督も信頼を寄せる。今季2度の1点差勝利に好セーブで貢献した左腕は「今日は変化球でカウントが取れ、真っすぐで勝負する自分の投球ができた。先発願望もあるけど中継ぎ・抑えでも全力投球で抑えたい」。福岡大の“新守護神”は誠に頼もしい。(中島 泉)

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