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6月8日からドジャースとぶつかるヤンキースが絶好調 チームの強みは兄弟のような絆

2024年06月03日 08:27

野球

6月8日からドジャースとぶつかるヤンキースが絶好調 チームの強みは兄弟のような絆
ヤンキースのストローマン(AP) Photo By AP
 USAトゥディ紙のボブ・ナイチンゲール記者がヤンキースのチームの雰囲気がとても良いと報じている。
 ア・リーグ最強の41勝19敗の成績で、得失点差+107は全体1位だ。アーロン・ブーン監督はチームを率いて7年目だが、「特別で才能あるチームを何度も見てきたが、今年のクラブハウスの雰囲気、互いを思いやる姿勢は格別だ」と語っている。

 今季はフアン・ソト、アレックス・バードゥーゴ、マーカス・ストローマンと個性的な選手が加入したが、すぐにチームに溶け込んだ。ストローマンは「兄弟のような絆を築けた。とても自然で、プレッシャーを感じることなく、まるで家にいるように感じる。ヤンキースは私が自分らしくいることを望んでいる。別の自分になるために獲得したわけじゃない。彼らは調査と準備をしっかりしていた。バードゥーゴもソトも同じ。自分らしくいられるから、最高のバージョンを引き出せる」。

 とはいえ、開幕前は評価が低かった。昨季は82勝80敗でプレーオフを逃し、キャンプ中にエースのゲリット・コールが肘の炎症で離脱、優勝候補とは見なされなくなった。開幕後も主砲アーロン・ジャッジは最初の27試合で打率・178、4本塁打と不振で、地元ファンのブーイングを受けた。だがまとまりのあるチームで互いに助け合い、日に日に良くなっていった。

 まずは打線だ。チーム本塁打数、OPSで30球団中1位。3点以上を得点した試合は37勝7敗で球界トップだ。ジャッジは完全復活。5月は野球史上最も素晴らしい月の一つで、打率・371、14本塁打、27打点、12二塁打、長打率・928だった。1カ月でこれ以上の長打を記録したヤンキースの選手は他にジョー・ディマジオとルー・ゲーリッグだけだった。

 投手陣も全体1位の防御率2・78。先発ローテーションもコールを欠いているのに、29勝12敗、防御率2・73。コールの代役であるルイス・ギルは7勝1敗、防御率1・99でサイヤング賞候補になっている。そのコールも1カ月以内に復帰する見込みだ。6月7日(日本時間8日)から9日(同10日)はヤンキースタジアムでドジャースを迎えての3連戦。世界一を目指すチーム同士がプライドをかけてぶつかりあう。

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