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日本ハム・田宮 特大2ラン!3安打で打率・341に上昇「もっと高みを目指したい」

2024年06月03日 06:00

野球

日本ハム・田宮 特大2ラン!3安打で打率・341に上昇「もっと高みを目指したい」
<日・D>3回、3ランを放つ田宮(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 【交流戦   日本ハム9―2DeNA ( 2024年6月2日    エスコンF )】 これが“首位打者”の力だ。日本ハム・田宮裕涼捕手(23)が2日、DeNA戦で3回の右越え2号3ランを含む3安打3打点をマークした。マスクでも育成出身の3年目・福島蓮投手(21)のプロ初勝利を好リードするなど、好守で活躍。打率を・341に上げ、リーグトップをキープした。
 日本ハムが快勝した後のグラウンド。この日に始球式を務めた牧野真莉愛が所属する「モーニング娘。’24」のライブが行われ、田宮はベンチで観賞。「最高でした」と心の底から楽しんだ。3安打3打点だった田宮もまた、ファンにとっては最高だったはずだ。

 「思い切って振ろうと決めて、ボールが(バットに)乗ってくれた」と振り返るのは2点リードの3回1死一、二塁。大貫の初球のスプリットを捉えると、確信したようにバットを放り投げた。右翼2階席まで運ぶ特大の2号3ラン。新庄監督は「あの瞬間に“111”当たれと思った」と願ったが、3階席に設置された賞金111万円の「新庄ホームラン賞」までは届かず。田宮は「そんなパワーはないので」と謙遜したが、得点圏打率・429と勝負強さを発揮した一発だった。

 2回の左翼線二塁打、5回の右翼線二塁打と全て長打で打率・341に上昇。前日に規定打席に到達し、リーグトップを走るが「高い数字でやりたいと思っているので、首位打者とかは関係なくもっと高みを目指したい」と貪欲な姿勢を見せる。マスクとバットで先発・福島のプロ初勝利をお膳立てし「なんとか勝たせてあげたかったので打てて良かった」とうなずいた。

 万波や水谷、野村ら同じ00年代生まれがチームをけん引しており「僕もずっと出させてもらっているので、チームが勝つためにやっていきたい」と自覚も芽生えている。球宴のファン投票では捕手部門で依然トップの売り出し中の23歳。日ごとに存在感を増している。(田中 健人)

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