×

元ロッテの久保康友は今季もドイツでプレー 05年の12連勝当時を振り返る

2024年06月03日 06:05

野球

元ロッテの久保康友は今季もドイツでプレー 05年の12連勝当時を振り返る
ドイツのブンデスリーガで現役を続ける久保 Photo By 提供写真
 ロッテの19年ぶり12連勝はならなかったが、前回05年に12連勝を達成した際の勝利投手は、入団1年目の久保康友だった。5月4日の楽天戦に先発して、5回2/3を無失点。チームがそれほど勝ち続けた要因は、雰囲気の良さとバレンタイン監督の手腕にあったとみている。
 「若手とベテランが融合していて、僕ら若手はのびのびやらせてもらっていました。ボビーも調子がいい選手を見極めてうまく使っていたと思います」

 打順の起用はめまぐるしかったが、先発ローテーションは順番通りだった。降雨中止が入れば、6人全体が1試合ずつズレる。不思議に感じていたが、ある時、指揮官の真意を知ることになった。

 「選手をケガさせたくないんだ、と。自分が学生の頃、ケガで苦労した経験に基づいていたみたいで。とにかく少しでも長くプレーしてほしい、と」

 久保は43歳になった今も、ドイツの「ブンデスリーガ」で現役を続ける。北地区にあるハンブルグに所属。6試合で4勝2敗という数字を残す。チームに投手が3人しかいないことから完投が常。直球は140キロ前半を維持しているという。

 「ドイツにいるのは野球そのものよりも、異国の文化、歴史を知りたいから。観光では分からないので、現地に住んでみて肌で感じています」

 17年にDeNAを退団後はアメリカ独立リーグ、メキシカンリーグと渡り歩き、関西独立リーグや北海道ベースボールリーグでも投げ続けた。ドイツは今季が2年目。異国の地での奮闘はまだまだ続く。
 

おすすめテーマ

2024年06月03日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム